妖月探偵事務所【名前変換オリジナル】 (ページ5)

今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:8,429 hit

５【あるチラシ Ⅴ 】ページ5

「ほんとありがとねー！」

「助かった！！」

「うん。気を付けて帰ってね」

「はーい！！」

玄関から二人を見送り、外の寒さに腕を擦ながらドア閉める。家に誰もいないし、ご飯を作るにしてもまだ時間が早く、他にやることもないので暫く暇だ。

丁度いいしあの事務所のことを調べておこう。出来るだけ早めに行ってみたいし、お金に余裕ができるのも早い方がずっといい。妖月探偵事務所、と調べると一番上にホームページが出てきたので、そこを開き住所と電話番号を確かめてメモ帳アプリに書く。探偵の人がどんな人なのか確かめてみたかったけれど生憎顔が乗っておらず、ホームページを閉じて別の事務所についてのものを見たりするけれど、かっこいいだとかが書いてあるだけで詳しくは分からなかった。

探すのは諦めて、いつ行こうかとカレンダーを見るとちょうど土曜が空いていたので、その日に行こうと決め自室の方のカレンダーに書き込んでおく。

もうそろそろ夕飯を作り始めてもいい時間だろうか。まだ少し早いかもしれないけれど母が帰ってきてもできていないよりかはましなのでキッチンへとむかった。まあいつも大したものは作っていないし作れない。けれど私がどんな料理を作っても母は美味しいと言ってくれるし、母から聞いたことだけれど父もそう言ってくれているらしい。

だとしても実際のところどうなのかが心配で、もし本当は大して美味しくなかったらどうしようかと思ってしまう。でも自分が食べる限りでは不味いとは思わないので大丈夫だと信じたい。

…さてと、今日はなにをつくろうか