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朝になり、仕事で地球を離れなければいけないらしく戦艦は宇宙へ飛び立った。しかし、1人の団員は地球の様子を視察するため残した。
阿伏兎「団長〜。今知らせが届いたみてぇだけど案の定の結果だ。嬢ちゃん、あっちではなかなかの有名人らしく警察とか銀髪の侍とか色々使って捜索してるらしい」
親は名誉のために土方さんや沖田さん、万事屋さんまで使ってるんだ。そう思うと申し訳なくなる。
神威「厄介だな〜。それにあの
阿伏兎「だろうな」
詳しいことはわからないけど宇宙に行ったから完璧に逃げれた訳では無いことはわかった。やっぱり、あの親からは逃げれないんだ。
神威「A」
神威に呼ばれ、顔を向けると両頬を引っ張られた
A「いひゃい…」
神威「ハハ!Aの顔面白い」
彼が私の顔で笑いながら遊んでいると、彼の笑顔に引き攣られて私も自然と笑ってしまう。
神威「やっぱりAは笑顔が似合うね。それに宇宙は広い、そう簡単に見つからないから安心して俺の横で笑っててよ」
A「ありがとう」
神威「うん。じゃあご飯でも食べに行こう!地球ほどじゃないかもだけどここの食堂もなかなか美味いよ」
そういい私の横で楽しそうに歩きながら一緒に向かう。席につき、2人で食事を取ったのだけど神威の方を見るとなかなかの量だ。
A「ねぇ、その量を食べるの?」
神威「そうだけど?でもいつもより少ない方だよ」
この量がいつもより少ないってことはいつもはどのくらいなんだ?
A「すごいね」
神威「まぁそーゆー種族だから仕方ない」
A「種族?」
神威「あれ?言ってなかったっけ?俺は夜兎だよ」
夜兎って聞いたことがある。戦いを好む種族で、数々の星を潰してきたといわれてるって。こんな可愛らしい神威がそんなことするのかと疑問を抱く。そして彼は私の心を見透かすように、
神威「ショック?」
A「ううん。ちょっとびっくりしちゃっただけ」
神威「そっか。じゃあ冷めないうちに食べよう」
そういい2人並んで食べ始める。
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作者名:m | 作成日時:2023年5月4日 15時