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2人は私を送ってくれ、私も見送ったあと家に入る。
A「ただいまー」
神威「おかえり」
そう神威が部屋の奥からそう声をかけてくれる。その一言で私の疲れは全て吹っ飛んでしまうから、神威はすごい人。
神威「どうだった?」
A「土方さん達のおかげで全部上手くいったよ」
神威「そっか。良かった」
そう言うと私を抱き寄せると
神威「これからAはどうしたい?」
って。そんなの1つしかない。
A「神威と一緒にいたい」
神威「俺もだよ。けど滅多に地球に帰れなくなるけど大丈夫?」
A「うん。寂しいけど神威以外に大切なものないから」
そう微笑みながら言う。
神威「A、俺と結婚してください」
そう跪いてマントの中に隠していたであろう、赤いストックの花束を渡された。その時、私はやっと思い出せた。
小さい頃、帰り道で神威に1輪のストックの花を渡され、"大きくなったらAを迎えにいくから、僕を信じて"って。
私は涙を流しながら、
A「迎えに来てくれてありがとう。これからも神威を信じるよ」
神威「!?じゃあそれって」
強くて、優しくて、でも少し幼いあなたと見る色付いた世界。
そんな世界で永遠に
A「喜んで!」
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作者名:m | 作成日時:2023年5月4日 15時