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西に向かう途中、私たちは小さな集落をみつけひと休みすることに決めた。
神威「A、あそこに甘味処があるから寄ってかない?」
そう言って手を引いて私を連れていく。
店主「いらっしゃい」
神威「んー、とりあえず団子50本!」
そう言うと驚きもせずはいはいと言いながら店の奥に行ってしまった。
A「そういえば神威沢山食べるんだったね」
神威「うん。そーゆー種族だからね」
こんな他愛のない会話がまたできるなんて幸せ。そんなこんなで話していると大量に積み上げられたお団子が届けられた。
神威「いっただっきまーす!」
そう両手にお団子を持って勢いよく食べる神威。こんな姿もとても愛らしい。そう思いながら、私も食べ始める。
次第にどんどんなくなってきたと同時に私のお腹も満たされていく。
A「ねぇ、かむ…!?」
神威の方に目を向けると喉を抑えて、呼吸を乱していた。
神威「A、心配しな、いで、、。俺はヘー、キだから、、さ」
そう作り笑いして言う神威。なにがへーきなの、。彼がどうしてこうなっているのかわからない。
A「神威一旦水飲める?」
そう渡すけど神威は手に取ってすらくれない。どうしたらいいの。
??「水なんかでその子が落ち着くわけないじゃない」
そう後ろを向いた先には、見廻組局長佐々木異三郎殿と両親がいた。
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作者名:m | 作成日時:2023年5月4日 15時