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大きな音と揺れが戦艦に響いた。
また子「一体なんスか!?」
[緊急!何者かが戦艦に乗り込んで来た模様!…]
また子「またまた厄介な…。」
とりあえず状況を整理するために深呼吸をしているとまた子ちゃんは私の方を向いた。
また子「Aこっち来るっス!」
そういい私の手を引く。
A「ねぇ!どこ行くの?」
そう聞いても無言のまま私の手を引いて走り続ける。とある部屋を開けまた子ちゃんは私を入れた。
また子「侵入者をぶっ殺してくるんでAはここに隠れてるっス」
銃を出しながらそういいまた子ちゃんは今戦っている応援に行ってしまった。取り残された暗い部屋で独り、見つかったら殺されるかもしれない、そんな恐怖に怯えながら見を潜める。それに、神威は大丈夫なのかな…。
バンッ!
思いっきりドアが開いた。こんなにも早いなんて思わなかったから思わず後ずさって息をのむ。どんどん近づいくる足跡が現実だと思いたくなくて目を必死につぶり、死にたくないと願う。
??「A!」
今、Aって…。目を開けると返り血で服を汚し、私を見て安心している表情を浮かべている土方さんがいた。
A「なんで…」
土方「やっとお前の場所がわかって乗り込んで来たんだ。まさか春雨に誘拐されてるなんて思わねぇし、通りで地球にいねぇわけだ」
まさか侵入者が土方さんなんて思わなくて何も発せない。唖然としていると土方さんは私を担いだ。
A「え!?ちょっ、土方さん下ろして!」
土方「お前を見つけた以上もうここに用はねぇしはやく地球に帰んぞ」
そういい走り出す。"地球に帰る"。この言葉が私にとってどんなに重く苦しいか。土方さんの肩で嫌ともがくがそれも虚しく、
土方「悪ぃがちょっと眠っててくれ」
土方さんは私の首の後ろを鞘で叩き、一時的に眠らせた。
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作者名:m | 作成日時:2023年5月4日 15時