汚 い き み の 掌 の 上【三途春千夜】

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春「....Aちゃん、」



春千夜は勝手に部屋に入ってきて心配そうな顔つきで私を見てくる。それだけでさえ苛つく。沸騰してる鍋みたいに、抑えられない。



うざい、うざいうざいうざいうざい。
嫌い嫌い嫌い嫌い、嫌い嫌い、


大っ嫌い。



追い出したいけど、視界に入ってほしくない。自分のイライラが止まらないから。



顔を下に背けてみれば、体が包まれる感覚がして喉が収縮してひゅっと情けない音がした。ベッドにもうひとり分の体重が加わって、ギシッと音がなった。
それにさえ苛立ちを覚えた。



春「..もう学校来ないんですか？」



「...は？」




無意識に口から漏れた。なに言ってんの、こいつ。
馬鹿じゃないの、頭おかしいんじゃないの、なんなの。




春「今は周りの目とか気になるかもしれないですけど、もう少し経てばきっとみんな忘れます。きっと元に戻ります。それでもダメそうだったら...


オレがずっと一緒についてあげますから...」





「...ほんと、うざい...」




肩を押してみれば春千夜はいとも簡単に後ろに倒れた。そのまま上に乗り、マスクを剥ぎ取って顔を殴ってやった。


なんでコイツはこんなにも私の気持ちを逆撫でるのが上手いのかな、本当に腹立つ。



春「...ッ、いたっ、ッッ、やめッ」




「_____うるさい、うるさいうるさい！！！


本当、頭おかしいんじゃないの！行ける筈ないでしょ普通に考えて！！なんで私だけこんなに責められなきゃいけないんだよ！！」


お気に入りだった筈の顔を何度も何度も殴りつづければ、気づけば春千夜は泣いていた。


なんで泣いてんだよ、泣きたいのは私なのに。


あぁもう、


うざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざいうざい！！！





「____私がこんなんになってんのにアンタだけ学校行くな！！！


もう一生会いにこないで！！！」



大っ嫌い。


アンタも、アンタのその醜い顔も、全部。






「大っっっ嫌い!!!」







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コメ返し


そこらにいるオタク 様
コメントありがとうございます。この漫画私も大好きです。春千夜くんには今回歪みに歪んでもらうつもりなので楽しみに(?)そして気長に待っていただけると嬉しいです

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