【東京リベンジャーズ】東卍のヒメ様4 (ページ10)

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151話:ヒメ様と天誅ページ10

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その夜。竜胆からは”捕まえた”と連絡が入るので
少し遅れて手配した工場の冷凍庫に行けば幹部達とマイキー。そして裏切り者のこネズミが3匹いる。

『ど～してやろうか？ねぇ春ちゃん♡』

｢どうしてやろうか？」

春ちゃんは懐からカプセルを取りだし口に運ぶ。
”いるかぁ？”なんて言われるから
私も春ちゃんからカプセルを奪えば口に入れる。

「ん゛んんん…んん！！」

「あーーむっ」

裏切りモノたちの唸り声もBGMに変わる。
チラリととあるとこからマイキーが顔を出す。
ふわふわとする頭でマイキーのところに行く。

「今回は三途に任せろ」

『え～…せっかくやる気だったのに…』

むすくれていればたい焼きを半分貰う。
これで許せって事だろう…”今回だけ”という事で
黙々と食べる…。美味しい

「裏切り者に梵天の鉄槌を！！！」

春ちゃんの叫び声が聞こえたかと思えば
捕虜は更に唸り始める。

怖いなら欺こうなんて思わなければよかったのだ。

「知っしっしー！聞け”マイキー”とオレの”可愛いオヒメサマ”からのお言葉だ」

「殺せ」

『裏切り者には～天誅を～！！』

春ちゃんは短く”うっす”と返事をして3発
銃弾を打てば直ぐに命中して前のめりに無様に倒れた

「梵天の歯車に噛み合わねぇやつは死体(スクラップ)だろ！」

春ちゃんの言葉に次々に言葉を発する幹部たち。

「死体掃除しっかりしとけよ」

そう言うのは実質No.3のカクチョー。

「凍らして砕いて魚の骨だ」

「忘れんなよテメェら裏切ったら
オレらでも同じ死体！」

そういうのは幹部の望月と九井。

そんな幹部達の声を知らぬものと私は
捕虜達を見に行く。後ろでは灰谷兄弟と春ちゃんは
喧嘩をしてるけどそれもスルー。

『……詰まんねぇ奴ら』

ゲジゲジと蹴るが何も返事は無い。
裏切りモノが死ぬだけで天誅になるとは思わない
死人は何も言わない。ゲジゲジと蹴り倒す。

当たり前だけど死体が返事などする訳もなく
死んで魚のエサになる方が死体掃除が効率的という事でさえ薬を飲んでたら思考は纏まらない。

「A飲みすぎだ。ヤク禁止にするぞ｣

『クスリ禁止は嫌…義兄ちゃん』

そんな私に手を置いて諭すマイキー
”義兄ちゃん”と呼べば私にため息をつく。
”ほどほど…”そう言えば私に
たい焼きの入った紙を私に押し付け

「終わったなら処理しろ…解散」

マイキーはそう言えば先に拠点に帰って行った。
それを見た皆も帰り始めたので私と春ちゃんも
先に拠点に帰った。