【東京リベンジャーズ】東卍のヒメ様4 (ページ11)

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152話:ヒメ様と名前ページ11

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部屋に帰れば春ちゃんはシャワーを浴びると
行って自室へ行った。

『結婚してるんだから私の部屋の使えばいいじゃん』

やることもやってるんだからと
たい焼きを貪り乍ら考えれば…

「失礼します…」

『……』

知らないサンピンが顔を覗かせる。
早くしろと目で伝えれば白々しく焦り出す。

「さ、先程の死体掃除が終わったとのことです」

『……誰の部下？私に報告しろってことなら
幹部達じきじきに来るけど。』

マイキーが報告しろってことなら
サンピンじゃなくて望月とか明司等の幹部を
寄越すか自分で偶に来る。”私の接触は必要最低限”
という事でマイキーがそう決めたから。

それでもサンピンは”誰でもいいじゃないですか”
なんて言う。

「”天宮サン”僕は華麗にテキを殺る
貴方に心酔しました…」

そう恍惚に言えばケタケタと笑うサンピン。
気持ち悪い…その思いもあるけど怒りが今は凄い。
もうすぐ春ちゃんが来るんだ手早く終わらせよう

『…テメェ今、私の事なんて呼んだ』

「あ、天宮サンと呼びました…」

その言葉に私は銃を取り出す。
わけも分からないサンピンは混乱して尻餅をついて
狼狽え始める。この際誰の下でもいいや。

私の地雷を踏んだのだから…。
殺してもバチは当たらないだろう

『気持ち悪っ～いキミが死ぬ前に教えてアゲル
私を”天宮”って呼ぶんじゃねぇよサンピン』

脳天に押し付ければトリガーを躊躇なく引く。
そうすれば脳天から血飛沫が舞う。
部屋が汚れた…。汚ねぇ血で汚された。

私は汚れた銃と自分をとりあえず近くのタオルで拭き
窓際に行き煙草を吸う。

思い出すのは昔の自分の親戚を殺した記憶……。
自分たちの外面の為だけに私を使った人形の様に使われ父親も母親もそれぞれ情欲に溺れたゴミような記憶思い出すだけで反吐が出る。

血の繋がった家族なんてもうこの世に居ない。
居なくていいんだ。
私の家族はマイキーと春ちゃんだけだから…。

『私の苗字は天宮じゃないし…』

「オレの苗字をやったもんなぁ…♡」

後ろから視界を奪われるけれど
きっと春ちゃんなので頷く……。

「お前の全ては春ちゃんので
春ちゃんの全てはAのだろ？」

何年とずっと呪われた様にいわれた言葉。
その言葉の通り全ての思考回路を奪われる。

『そーだよ…全部…ぜぇんぶ』

そう言うしか無くなる…

”知ってる”そう言われれば視界が明るくなり
押し倒されながら唇を奪われる。
本当に狡い人…私は逆らうことなく其れを受け入れた