【東京リベンジャーズ】東卍のヒメ様4 (ページ20)

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161話:ヒメ様とかつてのトモダチページ20

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途中で面倒事があったとは言え、
ちゃんとスクラップを処理して終わり2人で部屋に
戻ろうとすればマイキーの出迎えがあった

『マイキー…？』

「何かありましたか…？」

マイキーは首を振り何処か悲しげな顔をして
口を開けば

”後をつけてるのがタケミッチだとわかった”
なんて言う…。

どうしてわかったかなんて聞けば
傘下の店からタレコミがあったから。

運命なんて残酷でそんなものだ。

『そっか…殺す？』

「いや、まだ良い…様子見だ」

あとから後悔しそうだけどなんて思うけど。
”そっか”と返事を返して何処か泣き出しそうになる…

「大丈夫…大丈夫だ」

「俺も…春千夜も居なくならねぇよ…。
置いてかねぇから…」

『分かってる…何より知ってるよ…』

マイキーと春ちゃんはギュッと私を抱きしめてくれるけれど…その抱きしめてくれる手の温もりも無くなりそうで…マイキーも春ちゃんもいなくなりそうで堪らない…

置いていかないなんて知ってるのに。
でも、思考回路は2人の言葉で長年躾られているので
”知ってる”なんて言って頷く。

でも、”大丈夫”と直ぐに思ってしまうのも長年居て
1番身近にいて信頼しているからこれも仕方ない事だろう…。

『…長年一緒にいるからね…分かってる…』

「だろ！？お前の春ちゃんだからな…？」

「流石」

そう言えばマイキーは静かに笑って
春ちゃんは得意げに笑う。それぞれの顔を見てれば
安心して眠気が襲う…。

その様子を見てマイキーが春ちゃんに目配せをする。
”A。今日は寝ろ”そう言ってマイキーは
私の頭をゆっくり優しく撫で始める。

春ちゃんは口に薬を含み私に口移しをする。
薬が入ってきたのが分かれば不可抗力で
飲み込めば直ぐにふわりと目を閉じた…。

「おやすみ…オレのヒメ様」

そう言う春ちゃんの声を聞きながら…