第4話 Genius ページ6
*
真「まじかよ…」
爺「………」
先程万次郎に見られていた蹴りを2人の前で披露すると真一郎は万次郎と同じく驚いた顔。
おじいちゃんは雷にうたれたような顔をしていた。
一方万次郎は何故か自慢げに私のことを見ている。
爺「A…」
貴「はっ、ハイ!?」
下を向きながら若干覚束無い足取りでおじいちゃんが私に近付き、ガッと力強く肩に手を置かれた。
爺「天才だ!!!!!」
万「だろー!?」
貴「?」
爺「よし、Aは道場に入門させる
毎日稽古つけるぞ」
貴「??」
万「A!俺と組み手しよーな」
貴「???」
爺「そうと決まったら明日からだ
忙しくなるぞ、A」
貴「?????」
トントン拍子に進む会話と私の道場入門に頭が追いつかなかった。
混乱している私の頭に優しく手を置き、真一郎は「ご愁傷さま」と苦笑いをしながらはしゃいでいるおじいちゃんと万次郎を和やかに見ている。
真「じいちゃん、あぁなったら聞かねぇから」
貴「そうみたいですね…」
真「万次郎に見られたのが運の尽きだな」
貴「誰もいない時間狙ったのに…」
真「……本当にやりたくなかったら
今ちゃんと言った方がいいぞ」
パッと真一郎の顔を見ると真剣そのものだった。
その人は私の心配を心からしてくれてるんだな。
そう思うと少し嬉しかった。
貴「…空手やるよ!
元々何か習いたかったし」
真「そうか、頑張れよ」
にっこり笑って優しく頭を撫でてくれた。
おじいちゃんと真一郎、万次郎の手はあたたかい。
会って数日だと言うのに安心できる。不思議だ。
エマもきっとここを好きになれる。
そう強く思った。
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わびすけ(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» 原作、場地くんファンの皆様にご不快な思いをさせていたことになりますのでご指摘とても助かります!ありがとうございます!今後とも今作をよろしくお願いします。 (2021年10月31日 13時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - この作品最高です!で,気づいちゃったのですが…2話の場地くんを紹介するところで場地が馬地になってました,,細かくてすみません (2021年10月30日 22時) (レス) @page4 id: 5ef1823fc7 (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 漆Pさん» 初めまして。そのように仰っていただけて嬉しいです!三ツ谷の登場回これから増やしていく予定ですので楽しんでいただければ幸いです。これからもどうぞ今作をよろしくお願いします! (2021年7月28日 8時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
漆P(プロフ) - 初めまして!小説拝見させてもらってます!毎回三ツ谷がカッコよすぎて読んでるこっちもドキドキしてます(*´v`*)こんな楽しいお話書いてくださりありがとうございます!無理なく更新がんばってください! (2021年7月27日 15時) (レス) id: 436ede0cdd (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるように頑張ります! (2021年7月16日 14時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2021年7月10日 21時