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第42話 Valhalla ページ44

*





ある日、夜遅くに場地から電話があった。
ただ簡潔に場所を伝えられ、不自然に思いながらそこへ行くとボロボロの千冬が捨てられていた。

ヒュッと体の芯が一瞬にして冷えたがまだ息があるのを確認し安堵する。とりあえず肩を貸して近くの病院に連れて行く。


外傷は酷いけどその他は問題ないので目を覚ましたら帰って良いとのこと。しばらく病院のベッドで気を失っていたが小1時間程で千冬は意識を取り戻した。



貴「…おはよ。気分はどう?」


冬「場地さんは!?」


貴「知らないよ」



起きて早々場地さんかい。

千冬から話を聞くに場地は東卍を抜けて芭流覇羅に入ったらしい。


場地が芭流覇羅入りする為には"踏み絵"という1番の腹心である千冬を殴り、覚悟を試す行為が行われた。

……それに抵抗せずただ殴られ続けてこのケガって…



貴「本当に場地のこと大好きなんだね」


冬「当たり前だろ!
場地さんはカッケーからな」


貴「そっか」



場地良い後輩を持ったなぁ…

その後タケミっちが呼ばれて"証人喚問"が行われ、証言によって場地は正式に芭流覇羅のメンバーになった。

そして千冬が微かに保っていた意識の中で聞いた一虎の「マイキーを殺す」という言葉に「力を貸す」と返した場地の声。



冬「…オマエの兄貴の話もしてた」


貴「そ」


冬「場地さんにそんな過去あったなんて
オレ知らなかった…」


貴「東卍が結成して間もない頃だったからね」


冬「…Aなら知ってんだろ
なんで場地さんが芭流覇羅に入ったのか」


貴「さぁね」



教えてくれよ!と必死に頼んでくる千冬。

あまりにも必死な彼の姿に少しだけ頼りたくなった。
力になってくれるのではないかと。



貴「…交換条件
私の質問に答えてくれたらヒントあげる」


冬「上等!ノッた!」





*

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わびすけ(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» 原作、場地くんファンの皆様にご不快な思いをさせていたことになりますのでご指摘とても助かります!ありがとうございます!今後とも今作をよろしくお願いします。 (2021年10月31日 13時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - この作品最高です!で,気づいちゃったのですが…2話の場地くんを紹介するところで場地が馬地になってました,,細かくてすみません (2021年10月30日 22時) (レス) @page4 id: 5ef1823fc7 (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 漆Pさん» 初めまして。そのように仰っていただけて嬉しいです!三ツ谷の登場回これから増やしていく予定ですので楽しんでいただければ幸いです。これからもどうぞ今作をよろしくお願いします! (2021年7月28日 8時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
漆P(プロフ) - 初めまして!小説拝見させてもらってます!毎回三ツ谷がカッコよすぎて読んでるこっちもドキドキしてます(*´v`*)こんな楽しいお話書いてくださりありがとうございます!無理なく更新がんばってください! (2021年7月27日 15時) (レス) id: 436ede0cdd (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるように頑張ります! (2021年7月16日 14時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あたた | 作成日時:2021年7月10日 21時

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