第28話 Irritation ページ30
*
あれから万次郎とは何日も口を聞いていない。
もう知らん。私は止めたんだぞ。
何を言っても聞かない駄々をこねる大きな子供だ。
ヒ「エマちゃん…
今日のAちゃんどうしたの?」
エ「あー…気にしないで
色々あってマイキーと喧嘩してるんだ」
ヒ「マイキーくんと?」
エ「本当にすごかったんだから!
ウチ泣きながら止めに入ったんだよ!?」
ヒ「え、Aちゃんもそういう喧嘩するの…?」
エ「バッチバチにするよ」
気分転換にとエマに誘われたショッピング。
途中でヒナちゃんと合流し、ドリンクのストローを不機嫌そうに噛んでいる私を見て驚いたのだろう。
その後3人で話しながら歩いているとエマが1枚のポスターを指さして嬉しそうに言った。
エ「あー!そういえばもう少しで夏祭りじゃん!」
ヒ「8月3日…もう明後日だ!」
貴「ドラケン誘ったら?」
エ「誘える雰囲気じゃないよー…
ヒナはタケミっち誘って行きなよ!」
ヒ「えぇっ!?
でっ、でも……断られたらどうしよう…」
貴「絶対行くに1票」
エ「ウチも!
そうと決まれば早速タケミっちのとこ行こ!」
貴「善は急げー!」
慌てるヒナちゃんの手をエマと一緒に引っ張ながらタケミっちの家に向かう。
いやー、楽しいなぁ!
友達の恋応援するのワクワクしちゃう!!
タケミっちの家の途中にある公園の脇を通ると掛け声や笑い声が聞こえくる。平和だなぁ。
何やら聞き慣れた声も聞こえた気がする。幻聴かな?
ヒ「あ、タケミチくーん」
タ「ヒナ!?」
エ「ウチもいるよー
──っていつの間にかAがいない!?」
遠くでなんかエマの声聞こえたなぁ。
タケミっちの奥に見えた万次郎とドラケンの姿。
楽しそうにサッカーしてたわ。
は?意味わかんないんだけど???
苛立ちが頂点に達し、携帯を取り出して場地に繋げる。
そいつは珍しくワンコールででた。
貴「場地!組手ェ!!」
場『ハァ?ンでオマエそんなイラついてんだよ
あと今千冬とベンキョーしてっからムリ』
貴「ソッカ!頑張ってネ!!」
場地の返答を聞くことなく電話を切ってやる。
八つ当たりができないのなら次は癒しを求めよう…
貴「今からお家お邪魔してもいい…?
ルナマナちゃんに癒されたい…」
三『面倒見てくれんだったら大歓迎だワ』
貴「やった!何か買っていくものとかある?」
三『あー…牛乳買ってきてくんねぇ?』
貴「喜んで!」
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わびすけ(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» 原作、場地くんファンの皆様にご不快な思いをさせていたことになりますのでご指摘とても助かります!ありがとうございます!今後とも今作をよろしくお願いします。 (2021年10月31日 13時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - この作品最高です!で,気づいちゃったのですが…2話の場地くんを紹介するところで場地が馬地になってました,,細かくてすみません (2021年10月30日 22時) (レス) @page4 id: 5ef1823fc7 (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 漆Pさん» 初めまして。そのように仰っていただけて嬉しいです!三ツ谷の登場回これから増やしていく予定ですので楽しんでいただければ幸いです。これからもどうぞ今作をよろしくお願いします! (2021年7月28日 8時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
漆P(プロフ) - 初めまして!小説拝見させてもらってます!毎回三ツ谷がカッコよすぎて読んでるこっちもドキドキしてます(*´v`*)こんな楽しいお話書いてくださりありがとうございます!無理なく更新がんばってください! (2021年7月27日 15時) (レス) id: 436ede0cdd (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるように頑張ります! (2021年7月16日 14時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2021年7月10日 21時