第1話 Brothers ページ3
*
爺「真一郎!!万次郎!!A!!エマ!!
オマエらは今日から兄妹だ!!」
「え?」
「外人じゃねぇの?コイツら」
あの後おじいちゃんに道場に案内されると高校生ぐらいの男の人と私たちと同じくらいの少年がいた。
その横に正座で座るように促され、今に至る。
どうやら私たちのお兄ちゃんらしい。
おじいちゃんだけと一緒に暮らすもんかと思っていた。
「変な名前」
少年がそう言うと即座にじいちゃんの拳骨が炸裂。
ゴッと痛々しい音が道場に響き少年は頭を抱えて痛がっている。同情すると共に少しだけざまあみろと思った。
「ハハ、マンジローは女心がわかってねぇな
よし!A、エマ!兄ちゃんがどっか連れてってやる!
イケメンだからって惚れんなよ?」
エ「変な髪型」
「え?」
エマの辛辣な返しに真一郎さんは思いっきり傷ついている様子。
それを見て万次郎くんは笑っている。
万「シンイチローは女心わかってねぇな」
真「うっせ!!」
仲が良い兄弟だと見てすぐ分かった。
目元が2人ともそっくりで万次郎くんが大きくなったらそのまま真一郎さんになるんだろうな。
真「Aも変な髪型って思う…?」
貴「……思わなくもないです」
万「アッハハ!!シンイチローだっせー!」
いつの間にか私のぴったりと隣にくっついていて背中をバシバシ叩く万次郎くん。
なんだかこの2人のペースに飲まれて笑いがこぼれた。
貴「ふふっ…万次郎くん痛いよ」
真「A!こんなやつ呼び捨てで充分だ!」
万「なんだと変な髪型のシンイチロー!」
真「なんだと!?」
おじいちゃんとこの兄たちと私たち双子。
賑やかで絶対に楽しそう。
俄然これからが楽しみになってきた。
真「あっ、俺のことはお兄ちゃんって呼んで」
万「シンイチローキモい」
貴「んふふ、仲良いね」
エ「ウチとAのほうが仲良いもん!
Aはウチの!とらないで!!」
万「はぁ?急になんだよ」
真「俺たち兄妹なんだぞ?」
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わびすけ(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» 原作、場地くんファンの皆様にご不快な思いをさせていたことになりますのでご指摘とても助かります!ありがとうございます!今後とも今作をよろしくお願いします。 (2021年10月31日 13時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - この作品最高です!で,気づいちゃったのですが…2話の場地くんを紹介するところで場地が馬地になってました,,細かくてすみません (2021年10月30日 22時) (レス) @page4 id: 5ef1823fc7 (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 漆Pさん» 初めまして。そのように仰っていただけて嬉しいです!三ツ谷の登場回これから増やしていく予定ですので楽しんでいただければ幸いです。これからもどうぞ今作をよろしくお願いします! (2021年7月28日 8時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
漆P(プロフ) - 初めまして!小説拝見させてもらってます!毎回三ツ谷がカッコよすぎて読んでるこっちもドキドキしてます(*´v`*)こんな楽しいお話書いてくださりありがとうございます!無理なく更新がんばってください! (2021年7月27日 15時) (レス) id: 436ede0cdd (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるように頑張ります! (2021年7月16日 14時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2021年7月10日 21時