【東卍】私の幸せ【三ツ谷隆】

第14話 Formation ページ16

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場「これで決まりだな！
オレらの全てをオマエに預ける」


「時代を創れ、マイキー」


万「……おう！」



座っていた皆が立ち上がり、万次郎と向かい合う。

この時はあと数年で彼らのチームが総勢100人から成る、巨大な組織に成長するとは思ってもみなかった。



万「どんなチームにしたい？」


場「うーん、そうだなぁ……
一人一人がみんなの為に命を張れる
そんなチームにしたい」


万「うん！」


パ「記念にみんなでお守り買おーぜ！」


ド「なんのお守りがいいんだ？」


貴「バイク乗るから交通安全でいいんじゃない？」


三「そうだな」


場「Aも買っとけよ！」


貴「……そうだね〜
結成の瞬間に立ち会ったし」



7人で交通安全守を買う。
帰ったらランドセルに付けよう。

この6人との繋がりが形となって分かるのはなんだか嬉しくて自然と口角が上がった。



貴「ねー、誰か後ろ乗せて帰ってー」


ド「オレの後ろ乗るか？」


貴「……ドラケンはいいや」


虎「Aってドラケンの乗らねぇよな」


貴「バレたらうるさいのがいるので」


ド「あ？誰だよ、ソイツ」


貴「場地乗せてー」


場「おう、帰ったら道場で相手しろや」


貴「……同盟者！一虎乗せてー！」


場「テメッ！逃げんじゃねー！！」



買ったばかりのお守りを握りしめて場地から逃げる。

足の速さはいつ何時でもすぐ逃げれるように鍛えているので鬼ごっこは負けたことがない。
万次郎との勝敗もいつも五分五分なくらい。


楽しい。
いつまでもこんな日々が続くと信じてやまなかった。


この時から気付かぬうちに亀裂が走っていたのかもしれない。



貴「場地足おそ
だからさっきもビリなんだよ」


場「さっきのはマイキーが爆睡するからだろ！
木の上にまで登りやがってテメェは猿か！！」


貴「負け犬の遠吠えお疲れ様です♡」


場「上等だコラ…」


ド「いつまでやってんだ
帰るぞー」


貴「あーい」





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