第12話 A good idea ページ14
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良い考えがある。
そう万次郎に言われて呼び出せれたのは武蔵神社。
指定時間より早く着いてしまったので境内に腰を掛け持ってきた小説のページをめくる。
数ページ読み進めると遠くから無数のバイクのエンジン音が近づいて来るのが聞こえ始める。
聞き慣れたその音は私の気分を自然と高揚させた。
この前久しぶりに乗せてもらった真一郎の後ろは、なんとも言えない懐かしさと開放感が最高に気持ちがよかった。
週一で乗りたいぐらいと真一郎に言うといつでも乗らせてやると兄の一面を見せてくれた。
ド「ンでAがいんだよ?」
三「またマイキーに呼び出されたのか?」
貴「そ。なんでだろうね」
三「Aも大変だな」
貴「三ツ谷も皆のお世話大変そう」
その後一虎に息を切らしたパーちんが合流。
このメンツってことは残りは場地と万次郎の2人か。
それにしても2人が遅いのでパーちんとドラケンはサッカーをし始め、三ツ谷と一虎は他愛無い話をし始めた。私は静かに小説を読む。
虎「ハイ、
三「おっそ」
場「しょうがねぇだろ!
コイツ爆睡してんだぞ!?ずーっと!」
三「ハイ、言い訳ー」
虎「見苦しーぜ」
しばらくすると息を切らした場地が現れた。
パーちんはともかく場地が神社の階段ぐらいで息切れとは珍しいと思いきや、どうやら寝てしまった万次郎を背負って来たらしい。お疲れ様。
当の背負われている本人は起きたのか場地の背から降りている。
ド「みんなに話ってなんだよ、マイキー」
万「黒龍って暴走族、知ってる?」
貴「!」
その言葉に私は目を泳がせる。
三「メチャクチャヒデー奴らって噂は聞くよ
3コ上だっけ?」
万「うん」
そうそう。小学六年生相手に絡んでくる奴らだから。
メチャクチャヒデー奴らなんだよ。
万「なんで相談しねーんだよ、一虎」
虎「!」
貴「?」
万「場地に聞いたよ
黒龍と一人でやり合ってんだろ?」
三「え?一虎が黒龍と!?ウソ!?」
パ「確かに一虎の地元って黒龍の縄張りか…」
ド「なるほどね
黒龍とやり合う気か?マイキー」
万「そっ。Aにも手ェ出されてるし」
「「「ハ?」」」
万次郎の一言にその場にいた全員が私の顔を見る。
貴「………あは♡」
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わびすけ(プロフ) - あかさたなはまやらわさん» 原作、場地くんファンの皆様にご不快な思いをさせていたことになりますのでご指摘とても助かります!ありがとうございます!今後とも今作をよろしくお願いします。 (2021年10月31日 13時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたなはまやらわ - この作品最高です!で,気づいちゃったのですが…2話の場地くんを紹介するところで場地が馬地になってました,,細かくてすみません (2021年10月30日 22時) (レス) @page4 id: 5ef1823fc7 (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 漆Pさん» 初めまして。そのように仰っていただけて嬉しいです!三ツ谷の登場回これから増やしていく予定ですので楽しんでいただければ幸いです。これからもどうぞ今作をよろしくお願いします! (2021年7月28日 8時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
漆P(プロフ) - 初めまして!小説拝見させてもらってます!毎回三ツ谷がカッコよすぎて読んでるこっちもドキドキしてます(*´v`*)こんな楽しいお話書いてくださりありがとうございます!無理なく更新がんばってください! (2021年7月27日 15時) (レス) id: 436ede0cdd (このIDを非表示/違反報告)
わびすけ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» コメントありがとうございます。ご期待に添えるように頑張ります! (2021年7月16日 14時) (レス) id: efc0380dc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あたた | 作成日時:2021年7月10日 21時