20話 ページ22
彼氏と別れ、部屋にあった彼の物を全て処分した私の部屋はこんなに広かったのかと思うくらい広く感じる
別れたことを後悔してるわけじゃないけど、物がなくなったことによって広くなった部屋に1人でいることが寂しく感じるようになった
そして、寂しさを紛らわせるかのように癒しを求めて気づけばペットショップへ足を運んでいた
「抱っこ出来ますよ」
「...え？」
「良かったら抱っこしてみますか？」
男性の、多分そんなに歳が変わらない店員さんにそう声をかけられ少し迷った
「...い、いいんですか？」
「勿論！」
「じゃあ...あの、この子抱っこしてみたいです」
スコティッシュフォールドが好きで、今もちょうどスコティッシュフォールドの子猫を見ていたからという理由で抱っこしてみたいと店員さんに言ったら、ケースから早速その子猫を出してくれた
「抱っこの仕方は大丈夫ですか？」
「あ、はいっ実家でも猫を飼っているので...」
なら大丈夫ですね、と店員さんが子猫をそっと私に子猫を渡す
「...可愛いっ」
クリクリとした大きな目が私を見上げていて、私もその目をじっと見つめる
店員さんが椅子を持って来てくれて、そこに座って暫くその子猫を膝の上に乗せて撫でると子猫はいつの間にかすやすやと眠っていて、この子が起きるまで暫く撫で続けていた
「ありがとうございます、抱っこさせて貰っちゃって...」
「いえ、またいつでも来て下さいね」
子猫が起きて、店員さんに渡すとその子はケースに戻って行った
眺めて癒されるつもりが、抱っこさせてもらって思った以上に心が癒された
「...あ、ここのお店ってなんで読むんですか？」
外の看板を見ても読み方がわからなかった
折角だからお店の名前ちゃんと覚えたいし、また来たいから聞いておこう
「
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娃莉紗(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» コメントありがとうございます！そのお言葉だけで更新頑張れます...(´；ω；｀) (2021年10月25日 20時) (
レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - ゑ、めっちゃ好きです。更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ。 (2021年10月25日 19時) (レス) @page5 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：娃莉紗 | 作成日時：2021年10月24日 19時
