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12話 ページ14

「その前にこの近くに車停めてるから、そこに行こ」





そう言って、彼に着いて行くと近くのコインパーキングについた





「乗って」



「...え」



「大丈夫、変なとこに連れて行かないし何もしない」





いや、そうじゃなくて





「...こ、これに?乗るんですか?」





目の前には黒い高級車が停まっていた



一台凄い車あるなって思ったけど、まさかこの人のだとは...




触るのも懸念する車のドアを彼は開けてくれて、私は恐る恐る助手席へと座る





「...お、お邪魔します」





生まれて初めてこんな高級車に乗った...



この人もしかしてお金持ちなのかな





「... ...家どのあたり?」



「え...と



あれ...話しか何かあるんじゃ?」





この後時間があるか聞いてきてたし...





「うん、でもずっと震えてる」





この人の言う通り、今も体の震えが止まらない



もう大丈夫なのはわかってるのに






「...携帯貸して」



「携帯、ですか?」



「連絡先入れるから」



「は、はいっ」





鞄から携帯を取り出して、彼に渡してしばらくすると返された





「俺の連絡先、入れておいた」



「...あ、ありがとうございますっ」



「落ち着いたら、連絡して」





連絡帳を上から見て行くと、さ行に"佐野"と今までそこにはなかった名前があった





「...佐野、さん」





下の名前は入力されていなかったけど、私の携帯に彼の名前があることに嬉しさを感じたのは





気のせいなのかな

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娃莉紗(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» コメントありがとうございます!そのお言葉だけで更新頑張れます...(´;ω;`) (2021年10月25日 20時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - ゑ、めっちゃ好きです。更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ペコリ。 (2021年10月25日 19時) (レス) @page5 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:娃莉紗 | 作成日時:2021年10月24日 19時

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