10話 ページ12
「...そう、そこを左
じゃあ後は頼む」
私に怪我がないことを確認した後、どこかへ電話をかけ始めて
それが終わると私にこの後時間があるかと尋ねてきた
「は、は...ぃ...っ」
あ、れ...
上手く呼吸が...っ苦しい
「...過呼吸か」
とにかく落ち着かなきゃ
呼吸を整えようとした時、視界にある物が映り込み呼吸がさらに上手く出来なくなった
"拳銃"
私は生まれて初めてそれを目にし、そしてその銃口を向けられたのだ
目には涙が浮かび、恐怖と呼吸が上手く出来ない焦りが増す
...すると、目の前にいた私を助けてくれたあの人が拳銃が私から見えない位置に立った
「落ち着いて、吸った息をゆっくり吐け」
彼の言葉の通り、吸った息をゆっくりと吐く
それを何度も繰り返すうちに徐々に呼吸が上手く出来る様になってきた
「っ...あ、りがとうございま...っ?!」
ちょっとフラフラするけど、歩けないほどじゃない
フラフラとしている私を見かねてか、彼は私の腰に手を回して支えてくれた
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娃莉紗(プロフ) - ゴリラの娘ですさん» コメントありがとうございます!そのお言葉だけで更新頑張れます...(´;ω;`) (2021年10月25日 20時) (レス) id: 877b6d7b57 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - ゑ、めっちゃ好きです。更新頑張ってください(*- -)(*_ _)ペコリ。 (2021年10月25日 19時) (レス) @page5 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:娃莉紗 | 作成日時:2021年10月24日 19時