【呪術廻戦】 お前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し7 ページ9

朝起きると見慣れない天井がうつった


‥‥？


あっそうか


私‥‥死んで呪術の世界に来たんだっけ


最悪な今の状況を思い出し起き上がると
そこはソファーではなく
何故かベッドの上だった


‥‥は？


何故ベッドの上？


私ソファーの上で寝たはずなのに


え、こわっ


五条「グッドモーニング！
よく眠れたかなぁ？」


そこへ何も考えてなさそうな


ちゃらんぽらんが
意気揚々と部屋に入ってきた


‥‥コイツの仕業か


察した


五条「声は出るようになった？」


『‥ぁ‥‥』


五条「んーまだ無理っぽいね
なら‥‥


これを君にあげよう！」


紙袋から箱を取り出すと


「スマートフォーン」とドラえもん口調で
新品のスマホを私に差し出した


え、


え？


スマホ？？


五条「筆談って面倒くさいじゃん？
スマホで文字打ったほうが早いっしょ」


いやそうかもしれんが普通買うか？


そんな文字打つ為だけに
新品のスマホを初対面の女にさ


バカなのコイツ？


あっバカだったわ(失礼)


流石にこれはと
高額な品に困っていると五条悟は


「いーからいーから！」と
無理に私にスマホを押し付けた


五条「設定はもうこっちでしてあるし
僕の連絡先も入れてあるからね

なにかあったら気軽に連絡するといい」


そう言われ頭を深々と下げると
大きな手でワシャワシャと撫でられる


‥‥よくねーよ


ほんと、なんでここまでするかな


この人


五条「さーて！
スマホで会話方法も手に入れたんだ

お次はお着替えかな？」


『？』


五条「おちびさんには
僕のTシャツはデカすぎるからね

レディースのトレーナーを
適当に買ったからこれに着替えて」


そう言われ白のトレーナーを渡される


広げてみると大きく達筆な文字で
「焼肉定食」と書かれていた


‥‥本当にレディースか？これ？


もっと他にあったろ


なんの嫌がらせだ


だが昨日来ていた服は乾いていないし
今私に残された選択肢は
この糞みたいなトレーナーしかない


‥‥贅沢は言えないか


そう思いトレーナーを抱え
隣の部屋で着替えようとすると


「あっマジで着るんだ」という
この世界に来て一番腹の立つ台詞を吐かれた


あの白髪全力でぶん殴りたい


それか国語辞書の角でおもいっきし殴りたい

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