あなたの我儘を聞かせて (ページ45)

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外れる信頼ページ45

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「いいの？船長さん達追いかけなくて…」

『戦ったら怒られるからいけないの』

そう…Aはどうせ着いていくなら戦闘をしたかったが
エレジアの一件で戦う事を禁止されている

禁止されているだけが理由では無い
数十年に渡る信頼の元だ

バンッ…
「A、、」

『おかえり、山賊は帰った？』

「その事なんだが…」
ベックは慌てて酒場へ戻ってき状況を説明した

『…連れて行って』
そう言うとベックはAを連れて行った

Aが来た事で赤髪海賊団は固まってしまった
と言うよりかは唖然としていた

「A、Aｯ！」
ルフィは泣き叫んでいたのか声はガラガラだった

「A 見るな…」
そう…海の中に投げ捨てられたルフィはカナヅチ人間の為
身動き取れず海王類に襲われそうになった
がシャンクスがそれを庇い片腕を失ってしまった

シャンクスは左腕を後ろへ向けAに見せない様にした

「Aごめんっ、オレのせいで、、」

『もういいわ、シャボンディ諸島に帰る
見損なった』

「ッッッ…！」

「おいA！！いくらなんでもそれは…」

「そうだぞ、お頭はルフィを庇って｣

『庇って自分の片腕を失う様な船長の元には居れない
自分の身すら守れない人が船長を名乗らないで』

あまりにも残酷な答えに辺り一面空気は重かった
Aが立ち上がると同時にシャンクスは手を掴んだ

『なに？離して、荷造りしないとなの』

「…俺に時間をくれ、少しでいい」

『いいわ、』

「Aの野郎…何がなんでも言いす、」

「分からなかったのか
Aは泣きそうになってたぞ」

「「え…」」

「どうしよう、俺のせいで、、」

「心配すんなルフィ
Aは甘えるのが下手なだけだ」

「まぁAにも隠してる事があるし
お互い様だな」

「「「なんだよそれホンゴウ！！！」」」

「オイ…」

「わ、悪ぃ…」