あなたの我儘を聞かせて (ページ46)

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愛ページ46

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シャンクスはAを引っ張ると誰にも見えない木影へと
連れ去った

「A 俺の事が嫌いになったか」

『嫌い、大嫌い、、よ、、』

「そうか…」
淋しそうな瞳で見つめてくるシャンクスに
居てもたってもいられなかった

Aが立ち上がろうとするとシャンクスは引き止める

『…なによ』

「確かに片腕は不自由だ、
Aを両手で抱き締めてやれないし
もっと助けてもらう事になる

だが、片腕でも引き止めることは出来る

俺はAが好きだ
迷惑を掛けたのも分かってる

Aは俺が片腕だから嫌いになったか」

『…がうっ、』

Aはシャンクスの腕の中に行くと事実を告げた

『…エレジアの一件で目に大きなダメージを負った
見えはするだけれどズキズキと痛むの

ホンゴウに、見えなくなる事を覚悟しといた方がいい
そう言われた…わ』

「どうしてそれを…！」

『言ったらシャンクスに更にダメージを負わせる事になる
そう思ってベックとホンゴウに黙ってもらうように
言ったの

でもシャンクスは隠さず言ってくれた
痛そうな素振りを見せずに

言わず隠していた私に好きなんて言っていいはずが、』

「言うな…その先を

見える内に見といた方がいいだろ、
絶対見えなくなるのか？」

『いいえ、まだ分からないの
だからシャボンディ諸島に戻るつもり

航海の邪魔はしたくない
シャンクスには真っ直ぐ進んで欲しい

お願い、きいてくれる？』

「あぁ、なんでも言え」

『私シャンクスがすき、
お願いわたしをたくさん

愛して』

その言葉の意味をシャンクスはすぐに理解したが
同時に答えに戸惑ってしまった

「いいのか、後悔しねぇか」

『本当は両腕ある時に言おうと思ってた
でも、今度は私が見える内に…』

宿に戻りシャンクスとAは
望みのまま沢山愛し合った

離れていても愛は変わらないと証明するために