容態 ページ36
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島が見えなくなると素早く宴の片付けをし
各々 自室へと戻った
ガチャ
「容態は」
「数分単位で来るぐらいなら傍にいてやれよ、、
衝撃波の影響だろうが確か元々…肺弱かったよな？」
「あぁ、レイリーさんの話だとそうだ」
シャンクスが来る度煙草を吸っているAを
注意していたのは肺が生まれつき弱かったからだ
幼少期には高熱を出す事もあり、
それでも今こうして生活出来ているのは
父レイリーの特訓と顔を見せに来てくれる赤髪海賊団の
おかげだ
「困ったな、傷口がまだ塞がらないから
風邪を引きやすい…
ここのところ随分動き回っていたし
ちゃんと休ませてあげてくれ」
「Aが起きたら教えてくれ」
「どこ行くんだ、傍にいてやればいいじゃねぇか」
「今Aと話したらカッコ悪い姿晒す事になるからな」
「ああ、じゃ起きたら教えるよ」
ガチャ
「はあ、Aな
バレてないとでも思ったか」
『へへ、バレてたか〜…
出港を邪魔する訳にも行かなかったんだよ』
「どこか痛む所は？」
『頬と足はヒリヒリする』
「風呂をどうするかだなぁ…
シャボンディ諸島に帰るか？」
『風呂くらい1人で入れるわ』
「ふっ、元気で良かったよ
他に気になるところはあるか？」
『…実は目が痛いの』
「おい！！」
『あっちょっと！シャンクスにバレちゃう！』
シーッ Aはホンゴウの口元に人差し指を置く
「飯食い終わったら視力検査だな
今のところ両目見えてるのか？」
『視力は変わってないと思う…だけど、
目の奥が痛むというか…』
「熱でやられたか…
勿論、煙草は禁止だ いいな？」
『1本くらい…』
「ダメだ、風邪引くぞ」
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作者名：冬乃 | 作成日時：2022年10月4日 13時
