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れんくんを見送ってからすぐ自分の準備を始める。朝ごはんと一緒に差し入れは出来上がったし、タッパーにつめて大きめのタンブラーにお茶とスポーツドリンクとコーヒー、オレンジジュースを入れたらおわりだ。
うん、なかなかいい出来。満足気に紙袋につめた差し入れたちを眺めているとマネオンニがカメラを回していた。
「〔今かられんくんとれんくんのメンバーさんたちにこれを持っていきます〕」
れんくんがいない時は韓国語で喋ってほしいと言われているから久しぶりに韓国語を喋る。考えなくても言葉が出てくるのは楽だなぁと思いながられんくんのロートーンな声を思い出す。
一日だけとはいえほとんどずっと一緒にいたからなんだか寂しい。そんな気持ちがマネオンニにも伝わったのかちょっとぷんすかしていた。
「〔ふふ、じゃあ今かられんくんに会いに行きましょう！〕」
▽△▽
ここがジャニーズ事務所…わたしの事務所と同じくらいの大きさ。韓国で一番厳しく名が大きいわたしの事務所と、日本で一番有名な事務所。今思うとスマン先生は大胆だなぁ…。
ぼけっと大きなビルを眺めていると案内をしてくださるらしいSnow Manのサブマネージャーさんが出迎えてくれた。
サブマネージャーさんに頭をさげてエレベーターに乗り込む。だんだん進んでいく数字と共にわたしの心臓も高鳴っていく。
「〔ちょっと緊張してきた……〕」
サブマネージャーさんがスマホで何かを打ち込んだと同時にエレベーターが開き、エレベーターから割とすぐ近くの控室らしきところで立ち止まる。
どうぞ、と言われてひと呼吸。ノックをしてから、緊張のあまり返事も聞かずに控えめに扉を開いた。
「……すみません、しつれいします…」
目黒「Aちゃん！？」
「あ、れんくん…！」
扉を開けたと同時に見えたたくさんの人。緊張がピークに達していてどうしようかと思っていた矢先にれんくんがわたしに気がついてくれて。
「えっと……差し入れを、もってきました」
おずおずと紙袋を差し出すと、れんくんを含めたメンバーさんたちみんながぽかんとしていた。
深澤「え〜……どちら様でしょう」
「あ、わたし、Red VelvetのAです…！」
ああどうも初めまして、とお互いに頭をさげたはいいものの。
………れんくん、お願い助けて。
目黒「あー、あのー、俺のお嫁さんっす」
れんくんの一声で、この人数にしては少し狭い控室に大きな叫び声が鳴り響いた。
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リン(プロフ) - 凛子さん» ご指摘ありがとうございます🙇♀ (2022年8月20日 18時) (
レス) id: e93f4c18aa (このIDを非表示/違反報告)
凛子(プロフ) - 18ページの남편 ですが、韓国だと敬称をつけるので남편님が正しいかと思います^ ^ウギョル好きで更新楽しみにしています〜頑張ってください^ ^ (2022年8月19日 18時) (レス) @page18 id: 27fb3368d0 (このIDを非表示/違反報告)
りかちゃま(プロフ) - ウギョル好きで良くみてたので、懐かしい〜って感じで面白いです👏👏素敵なお話ありがとうございます💜 (2022年8月9日 21時) (レス) @page21 id: 09587eedf4 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - こんな小説読みたくて見つけて嬉しいです！更新楽しみにしています。応援してます！ (2021年4月14日 15時) (レス) id: 66cabf43f7 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 続編はないんですか？終わりになってしまってるので。 (2020年12月17日 1時) (レス) id: b254dee173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リン | 作成日時：2020年4月1日 15時
