２８ ページ29
ぎゅう、とれんくんに抱きしめられて数秒。わたしはなんて事を。これじゃあ自ら心臓を壊しにいっているようなもんじゃないか。
目黒「ふふ、Aちゃんめっちゃドキドキしてる」
「………だって、ハグなんてメンバーとしかしないもん」
目黒「当たり前じゃん、俺以外の男の人とハグしたら怒るよ？」
「しないってば〜…」
時間が経てば経つほど恥ずかしさが増してくる。れんくんは慣れているのか、何食わぬ感じでわたしの頭をなでている。…くやしい。
どうしたものかと思っているとカットがかかった。れんくんはゆっくりと離れていく。
目があって、何を言うでもなくカメラを片付けているスタッフを横目に見つめ合っているともはや存在を忘れていたマネオンニが歩いてくるのが見えた。
「………わ！もう、オンニ！」
ソミ「Aは渡さん！！！」
目黒「…え？あ、…すみません…？」
歩いてきた勢いのままわたしに抱きつくマネオンニ。…やばい、すっかり忘れてた。でもウギョルの撮影だし、仕方ないじゃん…。オンニの腕をさすっているとれんくんが控えめにぺこりと頭をさげながら声を出した。
目黒「…Snow Manの目黒蓮です、はじめまして」
ソミ「はじめましてRed Velvetのマネージャーをしておりますイ･ソミと申します」
ぶわーっと早口で言い放ったマネオンニ。未だわたしを抱きしめたまま。
「〔オンニ、れんくんが困ってるでしょ〕」
ソミ「〔思う存分困ればいいわ！あ〜もう今からでもウギョル潰せないかな！？オンニもう見てられないんだけど！〕」
「〔うん、うんそうだね、でもわたし楽しいよ？だから潰すなんて言っちゃだめ〕」
でもだって、とぼそぼそ日本語と韓国語を織り交ぜながら愚痴るオンニ。
れんくんはどうしたものかと正座をしている。正座なんかしなくていいよ、気にしないでと言いたい所だけど、まあ気になるよね…
目黒「………あの、」
ソミ「はいなんですか！！！」
目黒「俺、バラエティーとはいえちゃんとAちゃんのこと大事にしますし、もし何かあったら全力で守ります」
ソミ「そんなの当たり前じゃない！っていうかわたしがAを守りますので！お気遣いなく！！！！！」
目黒「仮にも俺は今Aちゃんの旦那です。傷つくような事は絶対にしないと誓います。…俺に、少しの間だけでいい。Aちゃんをください」
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1804人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リン(プロフ) - 凛子さん» ご指摘ありがとうございます🙇♀ (2022年8月20日 18時) (
レス) id: e93f4c18aa (このIDを非表示/違反報告)
凛子(プロフ) - 18ページの남편 ですが、韓国だと敬称をつけるので남편님が正しいかと思います^ ^ウギョル好きで更新楽しみにしています〜頑張ってください^ ^ (2022年8月19日 18時) (レス) @page18 id: 27fb3368d0 (このIDを非表示/違反報告)
りかちゃま(プロフ) - ウギョル好きで良くみてたので、懐かしい〜って感じで面白いです👏👏素敵なお話ありがとうございます💜 (2022年8月9日 21時) (レス) @page21 id: 09587eedf4 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく(プロフ) - こんな小説読みたくて見つけて嬉しいです！更新楽しみにしています。応援してます！ (2021年4月14日 15時) (レス) id: 66cabf43f7 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 続編はないんですか？終わりになってしまってるので。 (2020年12月17日 1時) (レス) id: b254dee173 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リン | 作成日時：2020年4月1日 15時
