君は違くても僕は好き。ｰ２ (ページ35)

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part８４ページ35

side 薮

知念から連絡が入って、裕翔が迎えに行った

山田と光には、俺から戻ってくるよう連絡したところ、丁度戻る途中だったらしく、すぐに楽屋に入って来た

((ｶﾞﾁｬ

岡「ソファ使うね」

高「あぁ、もちろん
有岡くん、どうしたの？」

知「分かんない...」

中「俺が抱いてすぐ、全身の力が抜けて寝ちゃったみたい」

山「どこにいたの？
食堂？」

知「ううん、屋上
軽部さんが見つけてくれた」

伊「軽部さんが？」

知「うん」

有「ん...」

知「大貴！」

有「ちね、？
あれ、、俺...」

薮「大ちゃん、なんで屋上にいたの？」

有「屋上？
俺屋上にいたの？」

八「おぼえてないの？」

岡「楽屋に荷物置いてから食堂に行ったのは覚えてる？」

有「...うん
そこから...」

薮「...山田、光、圭人、撮影だ
これ以上延ばせない
伊野尾、裕翔、知念
お前らも準備しな
大ちゃんは最後だからまだ寝てなさい
高木、マネに伝えてきて」

高「わ、分かった！」

高木が出て行ったのをきっかけに、他のメンバーも渋々出て行った

有「薮ちゃ...」

薮「おいで、大ちゃん」

有「うん」

ぎゅっと抱きついてきた大ちゃんにいつも以上の小ささを感じた

薮「何があったの？」

有「分かんない...
食堂でご飯食べて、気づいたら屋上にいたの」

薮「そっか、
...そう言えば、来るの今日は早かったんだね」

有「え、？
あ...俺、、」

急に俺の胸を押して離れる大ちゃん

薮「大ちゃん？」

有「あ、ぁ...
ぃゃ...ぃや、嫌...！
はぁ、はぁ、」

薮「大ちゃん？
落ち着いて！
しっかり深呼吸しよう？
大ちゃん！！」

((ｶﾞﾁｬ

高「薮くん、マネに...有岡くん！？」

薮「高木！袋取って！」

高「えっと、あ！はい！」

薮「大ちゃん、これ口に当てるよ？」

有「はぁ、っは、やぁっ...はぁ、っ」

薮「ごめんね、」

無理矢理口に押し当てたけど、止まることを知らないかのように収まらない過呼吸

薮「高木！」

高「もう呼んだ！」

高木の言葉通り、医務室にいる医者の方がすごい勢いで入ってきて、大ちゃんに駆け寄った

医「有岡さん！
薮さん、代わります
お2人は少し外でお待ち下さい」

薮「分かりました
ありがとうございます、」

高木との電話越しでも症状がわかったらしく、すぐに対処して、俺たちはすぐに中に入れた

医「ストレスと睡眠不足が主な原因です
ストレスについては有岡さん本人から確認ください
それでは」

薮高「ありがとうございました」