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JK「おーい、A〜寝たの？って…どうした？そんな所で突っ立って…」
「いや、なんでも…」
JK「なんでもじゃないだろ？泣いてんじゃん。どうした？どっか痛い？」
気づいたら目から涙がポロポロ出ていた。
部屋に入ってきたジョングクが、怖い顔をして私の顔を覗き込んでくる。
心配してくれてるんだろうけど。
ジョングクの前で泣いたの、いつぶりだろ…
涙を止めたいけど、今日は無理みたいだ。
「日本に帰りたい。家族に会いたい。友達に会いたい」
今考えてることを口に出したらますますその思いが溢れてきて、涙が止まらなくなってしまった。
JK「…………」
黙ったままのジョングク。
恐る恐る顔を見ると、目をまん丸にしている。
「今が楽しくないとか、辛いとか、オッパ達やジョングクが嫌だってわけじゃないんだ。ただ、弟と電話したら日本が懐かしくなって…しばらく皆んなに会えてないな〜って。会いたいなぁって」
JK「わかってる。大丈夫。わかってるから」
ジョングクが私の手を取ると、ぎゅーっと握ってくれた。
それでまた溢れてしまう涙。
JK「も〜泣くなよ！」
「だってー！止まんないんだもん。うわっ」
気づいたらジョングクの腕の中。
JK「家族に…すぐ会えるから。日本から見守ってくれてるんだろ？」
耳元で聞こえはジョングクの声と、すぐ近くで感じる体温は凄く安心する。
JK「ほら…寝よ？明日も仕事だから」
「うん…」
手を引かれベットに入ると、ジョングクも布団の中に入ってきた。
「え、一緒に寝るの？」
JK「うん。俺もう限界…それに、泣きべそAちゃんを放っておけないし」
「泣きべそじゃないし…でも、今日は一緒に寝るの許してあげよう」
JK「はいはい、ありがとね」
毛布を整えると、2人別々の方を向いて眠りに入る。
あーなんか、また泣きそうな波がきた…
JK「A」
「ん？」
寝返りをうつと、ジョングクもこちらを見ていて向かい合う形になる。
JK「俺は…お前と一緒に年越せて良かったよ。ヒョン達とも。皆んな大切だから」
ジョングクの言葉に、寂しさでぽっかり空いた穴が埋まっていくみたいだ。
「私もだよ」
そう言うとジョングクは少し微笑んで、目を閉じた。
「ジョングク、あけましておめでとう」
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作者名：あんこ | 作成日時：2018年12月9日 19時
