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92話 ページ44

結弦のお仕置きは夜中まで行われ疲れ果てたわたしはそのまま寝てしまったらしい
首にチクッと痛みを感じた事で目を覚ました

結弦はうつ伏せで寝ているわたしに合わせてベッドのそばにしゃがみ顔にかかっている髪を優しく後ろへ流してくれている

髪が濡れているからシャワーを浴びてきたんだろう
髪を流し終えそのまま頭を撫でられる感触が心地よくてまた瞼が下がってくる

「ふふ、また寝ちゃうの?」

『…だって…ゆづるのて…きもちよくて…』

「…はぁ。そんな事言ってるともう1回するよ?」

沈みかけてた思考が一瞬で浮上する
あわてて体を起こしバスルームへ向かった

頭からシャワーを浴びながら、ぼんやりと昨夜の事を思い出す
恥ずかしい事を言われたり言わされたりしたけど、お互いの気持ちを再確認できたしよかったかなと思う

体を洗おうとすると胸元に虫刺されみたいに赤いものが点々といくつかあった
昨日の夜シャワー浴びた時はなかったよね
その後、結弦が部屋にきて…

そこである可能性に辿り着く
急いでバスルームから出て鏡で確認してみると、脇腹や腰にも赤い痕が見えた
幸いにも見えるところにはなかったからいいけど…


ベッドでスマホを見る結弦の隣に座り赤い痕について聞いてみる事にした

『あのさ…えーっと』

なんて言っていいか分からなくてTシャツの胸元をぎゅっと握る
そのしぐさで分かったらしく、なんでもないような顔をして「あぁ、キスマークの事?」なんて聞いてくる

『こんなの初めてだったからビックリした』

「前からつけてみたかったんだよね」

『だからってあんなに…見えないからいいけどさ』

「んーと、怒らないでね?」

そういうとわたしの首をつつきながら

「ここ見えてる」

『嘘でしょ!?』

そういえば朝チクッとして起きたのを思い出す
濡れたままアップにしてた髪をおろし、見えないか結弦に確認してもらう
ギリギリ大丈夫と言うので、あとは上にシャツでも羽織ってればなんとかなりそう

『とりあえず練習中はシャツ羽織るけど、本番までに消えるかな?』

「おれのものって印なんだから隠さなくていいじゃん」

キスマークなんてつけられた方は恥ずかしいんだから

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ぷに子(プロフ) - はらさん» 再度のご指摘ありがとうございます。移行した時にチェックがついたまま更新してしまいました。今後このような事が無いように気をつけたいと思います。 (2018年6月9日 13時) (レス) id: 89aaf95143 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 前回も注意させて頂きましたが貴方は違反行為をしているという意識がないように思います。次は違反報告しますので (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年6月9日 9時

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