78話 ページ30
目的の場所に着いたのかドアを開けて入るよううながされる
結弦も入ってきたと思ったら背中が壁につくように立たされ、顔の横には結弦の腕が見える
壁ドンされてドキっとしたけど、結弦の顔にはいつもの優しい笑みが見られなくて怒ってるのかとドキドキしてくる
「なんでアイスショー出ること黙ってたの?」
じっと見つめられながら少し低めの声で問われる
やっぱり怒ってるんだなと確信したので、思わずうつむき結弦の視線から逃れる
『ごめんなさい、黙ってて。……怒ってる?』
少しだけ顔を上げ結弦と目をあわす
結弦は一瞬息をつめた後、ふっと笑った
「怒ったわけじゃないよ。ただなんで教えてくれなかったのかなと思っただけ。大ちゃんは知ってたみたいだし…」
『前に大ちゃんに会ったとき結弦と付き合ってるのバレちゃって。公式発表もギリギリまでしないから結弦にも内緒にしようって』
「えっ、大ちゃんおれたちの事知ってるの?」
そうだけどと言えば、だからか…と呟く
なんの事か分からないでいると両手を握られる
「んふふ、今日から1週間毎日会えるのか〜。アイスショーはここだけ?」
『次の場所もだから来週末まで一緒だよ』
やったーと言いながら首のあたりにすり寄ってきたかと思ったら、ん?と言いクンクンと匂いをかぎだす
『ちょっと、やだ、やめてったら!』
「…大ちゃんの香水の匂いがする」
『へっ? パーカー借りたからかな?』
「…なんかヤダ。おれのジャージ着てよ」
そう言って半ば強引に着せられる
大好きな結弦の匂いに包まれると、まるで
『結弦に抱きしめられてるみたい』
そう呟いた途端、それは現実となりキスをされる
突然の事に戸惑いつつも結弦の背中に腕をまわせば、キスは深くなっていった
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ぷに子(プロフ) - はらさん» 再度のご指摘ありがとうございます。移行した時にチェックがついたまま更新してしまいました。今後このような事が無いように気をつけたいと思います。 (2018年6月9日 13時) (レス) id: 89aaf95143 (このIDを非表示/違反報告)
はら - 前回も注意させて頂きましたが貴方は違反行為をしているという意識がないように思います。次は違反報告しますので (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい違反行為です。ルールをちゃんと理解の上作品を作って下さい (2018年6月9日 12時) (レス) id: 4e99e45b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆづ子 | 作成日時:2018年6月9日 9時