君の声【２】

73話 ページ25

田「では、MARIAがアイスショーに出ることはギリギリまで発表はしない事にしましょう」

『はっ!?』

田「今MARIAといえば人気ですからアイスショーで初めて姿を見せ、なおかつ生歌披露なら話題になります。前もって発表するよりお客様のワクワク感も続くと思いません？」

『えっ、でも自分でいうのもなんですけどわたしそんなに人気じゃないと思いますけど…』

田「知らないんですか？ CMで歌声が流れてから歌唱力が評価されてること。こないだ出したCDだってランキング１位だったし、今は時期的にデビュー曲がピッタリだからどこでも流れてますよ」

えっ、そうなの？
飛鳥さんに聞けばその通りと言われる
ランキング１位取るなんてまだまだ先だと思ってたのに…少しずつ認められてきたのかな

大「て事でAちゃん、あっAちゃんて呼ばせてもらうから。ゆづにも内緒だからね。飛鳥もノブに言うなよ」

飛「いとこだからってそんなに連絡しないし」

田「誰といとこなんですか？」

飛「織田信成です」

田「えぇー!?」

なんとも賑やかな打ち合わせになってしまった
ちなみに高橋さんには敬語もいらないし大ちゃんと呼ぶように言われました


アイスショーの練習が始まるまで1ヶ月くらいあったので英会話を習いに行くことにした
せっかく海外の人と会うなら自分でコミュニケーションをとってみたかったのだ

午前中に1度事務所へ行ってから午後は3時間ほど英会話や英語の勉強をし、また事務所へ戻ってアイスショーで歌う曲の練習をするとい日々を過ごす

1回結弦から会えないか聞かれたけど英会話の
予約がはいってたりしたので断ってしまった

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