the day 4《 臣隆 》

noisy days 【 omi 】 ページ23

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ザワザワする。


もしかしたら、

ひょっとすると、







…やっぱりそうだ。









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彼女と別れて1ヶ月半。


なんでかネット上では既に
俺の破局ネタが流れてるらしい。




こういうのって、
どっから流れんだろ。









健「臣ちゃん〜、あれほんまなん？」

臣「なにが？」

健「"臣、ついに別れた〜！"
"お似合いだったけど素直に嬉しい〜" 」

臣「なにそれ」

健「Twitter」

臣「健ちゃん、それ調べたの？」

健「一瞬トレンド入りしてた。で、ほんまなん？」

臣「んー、まぁ。」









なんで、なんで？
ってうるさいこの人。









臣「いろいろあんの！」









ほんと、いろいろ。






あれから何度もAに電話しようと
スマホ見つめて時間が過ぎて、

気づけばもう5月も中旬。



何してんの俺、って
毎日自分に喝入れて、

でも電話ができない。




こんなん、
全然 登坂広臣 じゃない！









健「なぁ、なんでなん？」

臣「もう本当うるさい」









そう言ってトイレに立つ。



廊下に出ると少し先に隆二が見えた。









「気になる」









あ、電話？




例のおもしろ女？







邪魔しちゃわりーな。

ってクルッと
方向転換した瞬間に聞こえたのは









「A」









隆二の声で聞くその名前は
すごく新鮮で、

でもすごく胸がチクチク、
ザワザワ、キューキューした。









おもしろ女も同じ名前なのか。







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