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<< 亜嵐side >>





朝起きて、昨日の残骸を片付けて、見覚えのない皿が二枚。




あー、隣んちのか。









どうか”A”が出てきますように・・・





― ピンポーン




『はーい』





― ガチャ






本当に出てきた・・・








『あ、亜嵐くん』








あ、あ、あらん・・・くん、だと?!

昨日まで白濱さんだったような・・・

しかも敬語じゃなくなってる・・・?

うわー、名前で呼ばれんのってこんなに嬉しかったっけ。








亜嵐「あ、これ。サラダとグラタンの皿…」

『あ、ありがとう!』

亜嵐「あ、うん」







やばい、絶対俺今顔赤い。







亜嵐「じゃ」








早く逃げろ。
こんな顔恥ずかしすぎる。
中学生かよ。









玲於「顔、赤くない?亜嵐くん」

亜嵐「え?」







夜、楽屋で玲於が不意に言う。

朝の事思い出してただけで顔赤くなるとかやばいだろ。







亜嵐「暑いから」

玲於「ふーん。」









いや、うそだけど。









玲於「マサ、おもしろかったなー。隣にあんなの住んでるとか羨ましい。」






玲於が珍しくニヤニヤしながら話してるから俺も昨日のこと思い出してて、





亜嵐「あ!」

玲於「なに!?」

亜嵐「いや、なにもない。」







昨日帰り際、みんなマサに連絡先聞いて、
ついでにあの人の携帯の番号も聞いたよな。







・・・電話、か。
LINEならさらっとできるのに。
昨日はありがとう、って。

そもそも部屋隣なのに電話するって・・・。



1人で悩んでいたら楽屋の隅のほうから

<< A >>

って聞こえた。





視線を向けると涼太が電話で話してる。







我ながら引くけど、ちょっとずつ涼太に近づいて、
聞き耳を立てる。







「何してるかな、って思って」
「そっか」
「あー、昨日帰る前にマサが教えてくれて。番号知ってりゃLINEも出るだろ、って」
「でもLINEなかなか出てこなくて電話しちゃった」
「また、電話していい?」
「じゃあ、おやすみ!」







話の内容ですぐに相手が誰かなんて分かった。

そうか、涼太は”A”が好きなんだ。





勝ち目ねぇな。







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設定タグ:GENERATIONS , 白濱亜嵐 , 片寄涼太   
作品ジャンル:恋愛
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白濱萩花 - オチ、亜嵐君がいいです! (2017年12月2日 20時) (レス) id: 79071412cc (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき(プロフ) - 玲奈さん» そう言われると亜嵐にしたくなっちゃいます…笑 更新たのしみにしててください♪ (2017年3月5日 12時) (レス) id: 9910fcebbd (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき(プロフ) - Blue Berryさん» やばいですよね!どっちにしようか、まだ悩んでます(笑)更新頑張ります! (2017年3月5日 12時) (レス) id: 9910fcebbd (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 亜嵐がいいなー (2017年3月3日 23時) (レス) id: 1d44ad7754 (このIDを非表示/違反報告)
Blue Berry - 亜嵐君か涼太君か…………もうやばいです!!更新頑張って (2017年2月25日 6時) (レス) id: 4f23516b84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃき | 作成日時:2017年1月11日 9時

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