矛盾したスキル【転生したらスライムだった件】

11話 ページ13

リムルside


一晩がたった。

目を覚ました俺に、リグルドや他のゴブリナ達が喜びの声を上げる。


...今回の低位活動状態(スリープモード)は、前回よりきつかった。

名付けたのは、たった一体だけだというのに....


考えてみれば、Aは俺と同等の魔素を有していると言う。

そんなやつに名付けをしたのだから、ゴッソリ持っていかれるのは当たり前だった。


俺はもう少し、考えてものを言った方がいい。


だが...そんなことは今更か。






*






Aside



一夜が明けた。


妖気の押さえ込みも成功し、魔素がどんなものかもわかった。


みんなの名前も聞いたし、これで最初の仕事は終了である。



リグルドからリムルが起きたと知らせが来たので、今は仮設テントに向かっている。


テントに入ってみると、ぷよぷよボディのリムルがいた。




リムル「...あぁ、Aか。見た目は変わってないな。

調子はどうだ？」


リムルの言葉に答えるように、私はリムルの周囲をくるくると回った。



リムル「ハハッ。知恵ある人間ってわけじゃないのに、俺と同じくらい強いんだよな...」


どこか呆れるように、リムルは笑う。


私も知恵ある人間だったんだけど....

まぁ、リムルから見れば私はペットみたいなもんか。


　


.....？


　




“知恵ある人間”....？

　


　


まさか、リムル.....



　



....まいっか！



うんうん、気にしても仕方ない。


私は、ずっとペット枠として生きていきたいしね。

働かなくても食べていける、素晴らしい立ち位置。


私は、そういう位置にいると、昨日今日で気づいたのである。



理由は、女性陣(ゴブリナ達)が全員私を“ちゃん付け”なこと。

仮にもリムルと並ぶくらいの実力の私が、「Aちゃん」と呼ばれるのである。


この姿に女子要素はない。

つまりは、そういうことだろう。



....まったく....。



警戒されないのはいいよ？


それでも少し、尊敬の念は持って欲しかった。



...自業自得なんだけどね。




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どうも、レミパチャ4号です。


重大な問題発生。

WEB版で、マサユキが[救済者]を獲得していた！！


なんてことをしてくれたんだマサユキ君。

作者は書籍版しか見てないから知らなかったよ。




....ふざけるのもここまでにします。すみません。




ということで、夢主の[救済者]を[救世主(ソテル)]に変えました。

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