仲間と絆と守るもの (ページ5)

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昼休み
少し校内を歩きたくて

1人フラフラしてみた。

すれ違う人は必ず振り返るし
目線も痛い。

「あ。」

曲がり角を曲がった時
ばったり会った見知らぬ6人。

安井さんが言ってた
別のチームの6人っていうのはこの人たちのことだろうか。

森本「転校生」

田中「あー、合格」((

髙地「てかここ男子校じゃねーの？」

ジェシー「実はそういう趣味とか」

京本「アホ」

松村「てか、ここ男子校じゃねーし」

森本&田中&髙地&ジェシー「「え」」

ちょっとノリについていけなくて
スルーしようとしたら

田中&森本「ちょちょちょちょ！」

貴方「な、なんですか…」

髙地「お前どこのチームよ？」

貴方「チーム？」

松村「もしかして無所属？」

京本「安井の下っ端？」

んだよそれー、って呆れる森本さん。

ジェシー「No.1の所じゃなんも言えねーな」

髙地「なっ」

いこいこ、って横を通り過ぎる6人。

なんか
失礼な人ばっかだなぁ。

下っ端って……下っ端じゃないし。

ちょっとイライラしながら
気分的にもう疲れたから教室へ戻った。

萩谷「おかえりー。どうだった？」

貴方「汚い」

安井「ごもっとも」((

あいつらのせいなんだよ、
って窓の外を指差す安井さん

覗いてみると

渡り廊下で喧嘩してる生徒。

貴方「……止めないんですか」

安井「俺が止めるって条件じゃないし」

貴方「No.1って何するんですか」

安井「んー……肩書き？」

貴方「あー、そうなんですね」

安井「やっぱりって顔すんなよ(笑)」

ちゃんと仕事してるよ、って付け足す安井さん。

正直、見た目的に
1番喧嘩しなさそうなのに
No.1ってことは相当すごい人なんだろうな。

窓の外を見つめる安井さんの横顔は
何故か何かすごいものを持ってるように見えた。

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