仲間と絆と守るもの (ページ1)

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▲ プロローグページ1

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都内じゃ有名な荒れた高校

『鬼竜学院』

昔は進学校と言われていたらしいが今じゃ不良が集まる落ちぶれた学校と呼ばれている

貴方「うわ……」

校門の前で足を止めた

今までに見たことないくらい薄暗く気味が悪い校舎

落書きされた学校の看板に割られたガラス

地面に散らばるゴミ

これらがもうすでに物語ってる

『これから良いことは絶対起きない』

ということを……

恐る恐る下駄箱を通り中に入った

校舎の中もさっきと同じくらい荒れ果てて壁の落書きも不気味に見えた

貴方「……職員室」

見渡す限り同じ景色の廊下

とりあえず勘で足を進める事にした

先生「あ、来た来た」

1人でよく来れたなと感心する先生

30分も彷徨ったことは内緒にしておこう

先生「君は2年B組で担任は俺、上田竜也。これからよろしく」

貴方「よ、よろしくお願いします……」

先生「じゃ、早速教室に行こうか」

貴方「あ、はい」

颯爽と歩いていく後ろ姿に威圧感を覚えた

さすがは不良の集まりの学校と言うべきか

生徒が生徒なら教師も教師みたいだ

そんな私は背中を見つめる2人に気づかないまま教室へと歩いていく上田先生を追いかけた

安井「女の子かぁ……」

萩谷「男子校ってのはやっぱりデタラメだったんだね」

安井「まだ信じてたの？ここたまたま男子しかいないだけだから」

萩谷「知るかよ、また厄介なのが増えたな」

そんな会話など私の耳には届いてない

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