ひとりじめ【緑】

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そこからカレンと仲直りした話、次の撮影の話などを話してたらいい時間になってきたのでお開きすることに。





時間を見るためにスマホをみると、





「げっ」



石井「ん？どうした？」




スマホの画面を石井さんに見せる。




石井「まってやばい笑」



「笑い事じゃ無いですよ！」





『どこにいるの？』『ねえ』『Aの声聞きたいんだけど』というメッセージの後に何件も来てた不在着信。



最後に泣いてるスタンプが送られてきてる。




石井さんにかけ直してこいと言われたので席を外して外に出る。





ワンコール目で出た海人君は少し怒ったような声。



中「…どこにいんの…」



「ごめん、石井さんとご飯食べてたの」



中「…2人？」



「う、うん」





そこから返事がなくなった。



「海人君？」



中「うーん、石井さんだからまあいっか、、でもな〜、うーーん、」



「どうしたの？」



中「いや、2人っきりは嫌だなって思ったんだけど、石井さんならしょうがないか、、うん、我慢する」



「…ありがとう？」



中「うん、でさ、どうだった？今日」





多分カレンのことを聞いてるんだろう。





「…仲直りできたよ。またご飯食べにいく約束もした。…ただ、」



中「ん？」



「本当にごめんなさい。…カレンにバレちゃった」



中「あー、まじ？」



「信じてくれないだろうけど、誰にも言わないって言ってくれた、まあ、カレンの事だから本当に言わないかって言われたら断言出来ないんだけど、、」



中「いいよ、心配しなくて大丈夫。Aには俺もいるし、メンバーも、石井さんも居るでしょ？全力で守るから」





全力で守る、か。





「ありがとう…本当に毎回海人君に助けられてばかりだな、、今日もネックレスのおかげで仲直りできたの。まあ、逆を言うとこれでバレちゃったんだけど、、笑」





電話口からハハハーッていう大きな笑い声が聞こえる。





中「それはごめん笑」



「んーん、いいの！元気でたから！あ、あと、石井さんには伝えちゃった」



中「それは良いよ。でも俺まだメンバーに言ってない笑 松倉には気づかれてそうだけど、元太とかどんな反応するのか楽しみだから明日言おうかなーって笑」





なんか楽しそう。



多分今、悪い顔してるな。



なんて想像したら私の頬も緩んだ。





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