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幸せな気分に浸ってると、
中「今日さ、うち来ない?」
「へ!?展開早すぎじゃないですか!?」
中「いやほら、こっからなら俺の家近いし。1人で電車乗って返すわけにもいかないし。…何もしないから、お願い」
お願いお願いって、捨てられた子犬みたいな顔でおねだりされる。
可愛い、、。
「そんな顔されたら断れないじゃ無いですか…」
中「まじで!?やった〜!」
いやいや、声でかいな。
さっきまで子犬だったのに今は大型犬か。
そんなに嬉しかったのか知らないけど、この後の会話のボリュームはめちゃくちゃデカかった。
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中「先風呂入ってくる?」
「いや、後で良いですよ。先入ってゆっくりしてきてください」
中「はーい」
お風呂場に向かう彼の背中を見送ってソファーに腰掛ける。
「…落ち着かない」
一回看病で中に入った事はあるけどあの時と状況が違うわけであって。
部屋中見渡すのも失礼だよね。
そう思い、ただただ付けてるテレビをボーッと眺める。
そんなソワソワした時間を過ごしてたら松倉君から連絡が来た。
松『来週の水曜日って空いてる?』
あ、今日色々あって忘れてたけどそう言えば松倉君とお出かけする約束してたっけ。
『午前中に借りてきた衣装とか返却して、その後からなら空いてるよ!』
松『おっけ、じゃあAちゃんの仕事終わり次第連絡して』
『はーい』
私好みの古着屋さんか〜。
楽しみだな。
中「松倉と出かけんの?」
「わっ!びっくりした!」
振り向くとバスローブを着た海人君が立っていた。
中「ねえ、行くの?」
「行きますよ、約束しましたから」
中「ふーん」
すると隣に腰掛けた海人君から力強く抱きしめられる。
中「行かないでよ」
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りこんちゅ - 更新待ってました(;_;)めちゃくちゃ大好きです!!!ゆっくりでも全然かまわないので、ぜひ中村くんとのラブラブなストーリーをずっと描いていってほしいです!!!! (2021年4月22日 1時) (レス) id: 11000fae55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーさん | 作成日時:2020年6月4日 1時