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カレン「なっ…」
中「さっきの話し声響き渡ってたけど。君、Aの仲良しさんじゃ無いの?」
カレン「仲良いですよ?だからほら、Aの信用を失って欲しくなくて警告してあげただけで」
中「違うだろ」
いつもより低く感じる声のトーン。
中「ドラマの告知見てかっこいいと思った〜とか、俺のこともっと知りたい〜とか、嘘でしょ?どうせAと仲良い俺を使ってAのこと陥れようとしてるんでしょ?手口バレバレ」
カレン「…そうよ。まあ、告知見てちょっと良いなって思ったのは本音。本来の計画は海人君と私が付き合って、Aの悲しむ顔を見たかったの」
なにそれ。
カレン「でもあんた頑に連絡先教えないし、海人君って呼ばせてる女は大切な人だけとかなんとか言っちゃってさ、それでその女がAだって気付いたの。だから作戦変更。スキャンダル出して、Aの大好きな仕事奪ってやろうって」
「っ…」
カレン「だいたいこの女気に食わなかったんだよ。最初は私の引き立て役で仲良くなったけど、完璧に仕事こなすのにちょっと抜けてるところがいいって、他の男から紹介しろってしつこくてさ」
知らない。
カレン「ブログに一緒の写真投稿したら私のファンのくせに、隣の子どこのアイドルグループ?とか、ほんとにスタイリストさん?って聞かれて」
今喋ってるのは私の知ってるカレンじゃない。
カレン「もう、うんざり。あんたも、この女のどこが良いわけ?顔だってそこら辺の人よりは良いかもしれないけど、私には到底敵わない。なんで私じゃ無いのよ!いつもあんたばっか!」
私が一方的に仲良いと思ってただけなんだ。
カレンはこんな事思ってたんだ。
何もかも知らなかった。
中「…君にAの良さが分からなくて当然だよ。だいたい、そんな性格悪い女にAの友達は向いてない」
はい、スマホ貸してって半ば強引にカレンから奪い取ったスマホ。
さっきの写真をキレイさっぱり消して返す。
”もう二度とAと馴れ馴れしくしないで。“
海人君はそうカレンに告げ、私の手を引き歩きだした。
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りこんちゅ - 更新待ってました(;_;)めちゃくちゃ大好きです!!!ゆっくりでも全然かまわないので、ぜひ中村くんとのラブラブなストーリーをずっと描いていってほしいです!!!! (2021年4月22日 1時) (レス) id: 11000fae55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あーさん | 作成日時:2020年6月4日 1時