ひとりじめ【緑】 (ページ3)

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それから暫くしてもまだいる中村さん。

「中村さん、まだ帰らないんですか？」

中「え？うーん、、海人ね？」

「え？」

中「いやほら、如恵留君とか閑也とか元太は名前で呼んでんじゃん。だからね？俺もそろそろ名前で呼んでほしいな～なんて」

しかも海斗も、くらも、しめも君なのに俺だけ何故かさん付けだし！と、さん付けまでもダメ出ししてきた。

中「ほら。ね？」

「…中村君」

中「え！？聞いてた？俺の話」

「中村君こそ聞いてました？私の話。まだ帰らないんですか？」

中「佐々木さんが俺の事海人って呼ぶまで帰らない」

「…じゃあずっとそこにいてください」

え～冷たい！とかブツブツ言ってるけど放っておこう。

中「今日の閑也の衣装良かったね」

「ありがとうございます。中村君に相談した私が間違ってましたけどね」

ハハハーーってこれまた大きな声で手を叩きながら笑い出した。

中「俺の採用されてたら閑也だけやばかったもんね」

「さすがになにも下に着ないでオーバーオールだけはやばいです」

中「でもその下に首元開いててダメージの効いたTシャツ着せて、オーバーオールも片方の肩紐ダラーんってさせるっていう着せ方した佐々木さんすごい」

「本当は優しさが溢れるセクシーさにしたかったんですけど、閑也くんオーバーオール似合うから中村君の案少しだけ採用しました」

…。

あれ、急に無言？

不思議に思って顔を見ると。

中「…ねえ、閑也の話するときなんでそんなに楽しそうな顔するの」

「へ？」

さっきまで2人で楽しく思い出し笑ししてたのに急に拗ねた表情。

中「なんかやだ」

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