２２話 ページ24
凜華視点
私はあることをする為に本丸中を回らないといけない。
あれを探して回収しておかないと可哀想だから。
私が最初に向かったのは・・・
馬小屋
貴方「ここにいるかな？」
馬小屋に入ると当番の鯰尾君と獅子王君が仕事をしていた。
最初に気付いたのは獅子王君だった。
獅子王「おう、凜華じゃねーか！もしかして、俺の仕事ぶりを見に来たのか！」←
貴方「違うんだけど。」←
即答すると獅子王君からぐさっと何かが刺さった音が聞こえた。←
鯰尾「じゃあ、お「それも違うから。」」←
鯰尾君からも刺さった音が聞こえた。←
私が黒くて立派な馬に近づくと馬は目をキラキラさせながら甘えるように鳴いていた。
私が棚にある馬専用のブラシを出して体を拭いてあげると顔を近づけてスリスリと頬擦りをしてきた。
鯰尾「あれ？その馬が人に懐くなんて珍しいな？」
(凜華に頬擦りなんて羨ましい！！！)←
獅子王「それに凜華、馬にブラシをかけるの上手いな？」
(俺も髪の毛とかを梳かして貰いたい！)←
なんか悪寒が・・・
貴方「私、乗馬とか流鏑馬をやってた。」
二人「えっ！？」
何、やっちゃダメ？
二人(その見た目でやってることが一番驚くんだけど。)←
馬にブラシをした後に馬小屋の中を隅々まで見た。
・・・いない。
獅子王「どうした？何かを探してるのか？」
貴方「・・・いや、別に。そろそろ行く。」
鯰尾「え〜、もう少し一緒にいましょうよ！そのままイケない雰囲気になってムラムr「何処で何をするんだい？鯰尾？」ひぃ！？」←
後ろを振り返ると野菜が入った竹かごを持ったまま黒いオーラを纏った一期がいた。
鯰尾君と獅子王君が顔を青くして一期を見る。
目が合うと一期は優しい顔で私に近づいた。
貴方「野菜・・・馬のご飯？」
一期「はい。ここの馬や鶏の餌は畑から収穫した野菜を使っているんです。これを渡してからまた畑に戻るので一緒に行きますか？」
次は畑・・・もしかしたら、見つかるかも。
貴方「うん。行く。」
一期はパァと表情と雰囲気を明るくさせた。
光の速さで野菜を鯰尾君たちに渡して私の隣に来て手を繋いできた。
そのまま馬小屋を出て行く。
二人(下心が分かりやすい。)←
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作者名：うさP | 作成日時：2019年3月25日 1時
