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■□■


【AM:7時】


A「…」





私は、目を覚ますと自室のベッドにいた。
いつの間にか朝が来ていたらしい。





ゆっくりと身体を起こすと
首には、黒い首輪。





全て、夢ではなかったのだと
実感させるものだった。





幸い、涼太は
既に部活に向かったようで居なかった。





私は身支度を整え、
首輪が見えないようフードを被り、
家を出た。





――――・・・・



【AM:7時45分】


教室でボンヤリしていたけど――――。
嫌に視線を感じた。





…フードを深く被っただけじゃ
隠せなかったみたい。





私は溜め息を吐いて席を立つ。
そして、屋上に向かった。





途中。
最悪な出会い。





A「!?」


紫原「あれ〜、Aちんじゃん。 おはよ〜」


??「あ? 昨日の子じゃん」


黄瀬「…紫原っち、知り合いッスか」


紫原「はぁ? 黄瀬ちん馬鹿になったの〜? 知り合いも何も(「紫原君!!」





お願い…涼太の前で
それ以上言わないで―――――。





私の気持ちが、少し伝わったのか
紫原君は口をつぐんでくれた。





涼太が怒ってるのがわかる。
私はいくつも、
約束を破ってしまったから。





私は3人に頭を下げ、
屋上に走った。





??「何なんだよ?」


紫原「…ね〜、黄瀬ちん。 どういう事?」


黄瀬「紫原っちこそ、あの子と仲良いんスか?」


紫原「…黄瀬ちんに関係ねぇし」


黄瀬「じゃあ、こっちも関係ないッスね」


??「…ふぁ…ま、何でもいいけどよ。 俺、屋上行くわ」


黄瀬「あーっ!青峰っちサボる気ッスか!?」


青峰「あー、サボる。 だりぃし。 じゃあな〜」





――――・・・・





涼太は、優しい人だった。
けどある日を境に
――――――――変わってしまった。





昔、まだ私たちが
小学校、低学年だった時の事。





私は涼太の目の前で誘拐にあった。





公園で2人で遊んでいたとき
私だけが…拐われたのだ。





涼太は必死に闘った。
けど、大人と子供…わかりきっていた。





その後、私は無事助けられ
誘拐犯は捕まった。





それから、涼太は変わってしまった。





『心配したんスよ?』


『俺のせいで…』


『気が、狂いそうだったッス…』


『Aは、俺が守るから』


『俺と居なきゃダメッスよ』


『他の誰にも、渡さないッス』


『Aは…俺のモノ』






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レオ - ぎぃゃぁぁぁああぁぁぁい黄瀬君のヤンデレきたァァァァ (2015年2月12日 18時) (レス) id: 125a5b7f25 (このIDを非表示/違反報告)
キセキ - ああ〜ドSだったのにMよりになった… (2015年2月8日 23時) (レス) id: 7dfe26345b (このIDを非表示/違反報告)
こん - 面白い、頑張ってください! (2015年2月8日 11時) (レス) id: 78cd274465 (このIDを非表示/違反報告)
真尋(プロフ) - 始めまして〜これ見たらあ、ヤバイ…と思いましたw黄瀬廃なので…wてかこの小説読むと…ドMになっちゃうのでついつい見ちゃいます♪また更新してください← (2015年2月7日 23時) (レス) id: 75d3a4c79f (このIDを非表示/違反報告)
リィノ - 勧められて読みました!知らなかった事が悔しいです………!更新楽しみにしてます!! (2015年2月7日 20時) (レス) id: aec20d51dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琶屡―ハル― | 作成日時:2015年2月3日 20時

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