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■16 ページ18

■□■


――バンッ





黄瀬「…部屋、行くッスよ」


A「ぇ…あッ、痛ッ…ッ」





家に着いてすぐ、
涼太は自室へと私を引っ張る。





強く掴まれた手首が、赤く染まる。
ジンジンと鈍い痛みが広がった。





――――・・・・





――ドサッ





A「ッッ!? ん、んんッ」


黄瀬「ん、…っ」


A「ん、ふぁ…っ、ンッ」





自室についてすぐに身体が沈んだ。
腕を引かれて押し倒され、
視界は天井と、涼太に覆われた。





塞がれた唇が熱い。
慣れたキスなのに、最近はより激しい。





黄瀬「ん、ん…」


A「ふぁ…ッッ!?」





――ガチャン





冷たい音がした。
冷たい感触を感じた。





黄瀬「ん…。 …A、似合うッスよ」


A「涼、太…?」


黄瀬「鎖…首輪と同じで、すげぇ似合うッス…」





私は首元に触れた。
デコボコした細い、冷たいもの。





私を繋ぐ、鎖――――――――――。





A「や…だ…っ。 なん、で…?」


黄瀬「何でって、何回言ってもAが聞かないからッスよ?」


A「ッッ…」


黄瀬「後は…。 身体、ッスかね」


A「ぇ…」





何を言っているか、わからなかった。
鎖を引き寄せ、耳元で囁く涼太。





恐怖だった。
自然と涙が溢れた。





その瞬間、涼太の様子が変わった。
私から距離をとって、身体を震わせた。





A「…涼太…?」


黄瀬「こっち、来ないでほしいッス!!」


A「なん、で…?」





私は鎖を引きずりながら
様子のおかしい、涼太に近づく。





黄瀬「ッ、も…マジ嫌だ。 何なんスか、これ。 ただ…Aが好きで…好きなだけなのに…ッッ」


A「ぇ…?」


黄瀬「大切にしたいだけなんスよ!! なのに欲望ばっか前に出ちゃって…縛り付けたくて…ッッ!! 泣かせてるし…」





私は言葉を失った。
涼太の本音が、気持ちが流れてくる。





涼太、私は嫌な訳じゃないんだよ?





ただ…怖かっただけ。





嫌なら、拒絶の方法は
たくさんあったんだよ?





私は、昔の涼太に
戻ってほしかっただけなんだよ?






■□■

【コメ返】

・ミント様
コメント、ありがとう。
更新早いかな!?
よかった…頑張りました(* ̄∇ ̄*)
むっくんうちも好きッス!!
更新頑張ります!




■□■




ごめんなさい!!
半端なんですが続編いきます!!


ガラケーの容量を憎む(`Δ´)


では、また!



■□■

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レオ - ぎぃゃぁぁぁああぁぁぁい黄瀬君のヤンデレきたァァァァ (2015年2月12日 18時) (レス) id: 125a5b7f25 (このIDを非表示/違反報告)
キセキ - ああ〜ドSだったのにMよりになった… (2015年2月8日 23時) (レス) id: 7dfe26345b (このIDを非表示/違反報告)
こん - 面白い、頑張ってください! (2015年2月8日 11時) (レス) id: 78cd274465 (このIDを非表示/違反報告)
真尋(プロフ) - 始めまして〜これ見たらあ、ヤバイ…と思いましたw黄瀬廃なので…wてかこの小説読むと…ドMになっちゃうのでついつい見ちゃいます♪また更新してください← (2015年2月7日 23時) (レス) id: 75d3a4c79f (このIDを非表示/違反報告)
リィノ - 勧められて読みました!知らなかった事が悔しいです………!更新楽しみにしてます!! (2015年2月7日 20時) (レス) id: aec20d51dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琶屡―ハル― | 作成日時:2015年2月3日 20時

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