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元太side
松「で、帰りAちゃん送ったんでしょ?」
「うん」
松「どうだったの?」
「可愛かった」
松「それはわかってんだよ(笑)」
だってほんとに可愛いかったんだもん。
俺が初めてAさんを知ったのは、大学入ってすぐの頃。
友達と食堂で喋っててふと外を見たとき、Aさんが丁度歩いててその綺麗な横顔に見惚れた。
ドラマとか映画でいう、“時が止まる”てこういうことなんだて思った。
それからもたまに見かけては一人でテンション上がって、Aさんを見かけた日はバイトも頑張れたし授業もちゃんと聞いた。
ある日、友達と食堂に行くとAさんと知らない男が一緒にいて楽しそうに喋ってた。
Aさんが男といるとこ見たことなかったから彼氏かな、とか思ったけどそうは見えないし。
でも気になる、てソワソワしてたらたまたま海斗とAさんが一緒にいた男の人が喋ってるの見かけて海斗にしれっと聞くと紹介してくれた。
そいつがしめだった。
それから海斗としめ、たまに閑也も一緒に遊ぶようになって間接的にAさんと知り合いじゃね?とか舞い上がってた。
そんな時、授業終わりのしめと会って『今からまつくとご飯食べるけど元太も来る?あ、Aもいるって。A知ってる?』て誘われて断らない訳がない。
ご飯屋さんに行くまでの道で、しめにずっとAさんのこと気になってたて話をしたら『頑張ってね』て言ってくれた。
別れ際、Aさんに連絡先聞いたら快く教えてくれて冷静を装うのに必死でその後のことは覚えてないんだよなあ、、
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作者名:真央 | 作成日時:2020年5月21日 17時