ちっちゃい彼らは今日もかわいい。

21話　初デート！…って、どこに行く？ ページ30

『えええええっ、ゆりちゃん…竹本先輩とデート行くのっっっ!?』

ゆり「声が大きいよ〜(汗)」

すみれ「マジか…応援してるよ!」

この前、憧れの竹本勇輝先輩と、晴れてカレカノになったゆりちゃん。

デートに行くようです…!

ちなみに、私とすみれちゃんは、ゆりちゃんの応援隊だよ☆

ライブ「デート行くの?良かったね!」

エビル「へぇ、頑張れよ。」

ゆり「わぁっ、ありがとう!」

『エビルのは皮肉な気がする…(小声)』

すみれ「確かに…(小声)」

ゆり「あっ、それでね。ちょっと相談が…」

『？』

ゆり「えっと………」







ゆり「初デートって…どこ行くのかな…?」







『…確かに。』

すみれ「初デートって、重要だもんね…」

うーんうーんと唸りながら歩く私たちを、リア充撲滅委員会の会員たちが、すごい目で見ていたことは、ライブとエビルしか気付いてなかったそうな。

ライブ「えっ、何あの人たち。」

エビル「コイツらをすごい目で見てるぞ。敵か?」

ライブ「なんか『リア充爆発しろ』とか言ってる。」

エビル「…あれか、リア充撲滅委員会ってやつ。」

ライブ「あぁ、それか…。(遠い目)」


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ゆりちゃんとは、早めにお別れだ。

すみれちゃんと話し合う。

『…どこがいいんだろ。』

すみれ「オシャレにカフェとかは?」

『いいね、でも高そう…』

すみれ「確かに。」

『図書館はどうかな?』

すみれ「本嫌いだよ、ゆりは。」

『あ、そっか…』

悩んで黙り込む私たち。

ライブ「んー…でもさ、やっぱり本人たちが決めた方がいいんじゃない?」

エビル「…まあ、確かにな。」

すみれ「…と、言いますと?」

ライブ「それぞれの好みとか、お互い一緒にいるからこそ分かる魅力だとか。そーゆーのを考えるのは、やっぱり本人同士じゃないとね!」

『…なるほど…』

すみれ「そっか…。」

ﾋﾟﾛﾝ♪

『…あれっ、ゆりちゃんからのL◯NE…』

Aどした?
ゆりえっと…やっぱり、自分たちで決めた方がいいな、って思ったの。好みなんて、お互いしか分からないし。

ライブ「あっ、気づいてた。」

ゆり任せちゃってごめんね。ありがとう!
A大丈夫! 頑張ってね!

『…ふう。』

すみれ「結局、分かりあえる二人で話し合うのが一番なのかも。」

エビル「そうだな。」

ライブ「成功するといいね!」

どうか、上手くいきますように…！

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