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「とりあえず、Aちゃんの教育係はトントンってことで決定で良さそうかなぁ。グルッペン、仕事は明日からでいいんでしょ？」
「ぶっ･････ふふっ、構わん構わん･････っ」
「もう笑うの止めなよ･････。Aちゃん、とりあえずAちゃんの部屋を用意してるから案内するね」
「は、はい！」
まだ大乱闘をしている3人と野次を入れているゾムさんを、このままでいいのかと問えば放っておけば収まると一蹴された。慣れている
「応接室に荷物置きっぱなしかな？回収してから行こうか？」
「あ、はい！」
「俺たち組織の幹部は今部屋にいたやつらを除くと、あと7人いるんだよ」
応接室のソファの下に放置されたままだった私の荷物を回収して、とりあえずこれから寝泊まりする私の自室になるという部屋へ案内する道すがら、ひとらんらんさんはここの組織のことを話してくれた。
我々国という1つのこの国。
グルッペンさんをトップに、いくつかの組織に細分化され、管理を任された幹部たちがいるのだという。
「あとでその組織の名前なり所属なりの簡略資料を渡すから、覚えておいてね。損は無いから」
「はい！」
「はは、いい返事」
荷物持とうか、と言われていやいやいやと首を振る。上司にそんなことはさせられない。
「そう？あ、ここのフロアに俺たちが生活してる部屋があるんだよ。ドアにネームプレートが掛かってるから･････あ、ここがAの部屋」
板チョコレートみたいなドアに、A4のコピー用紙が貼られ、紙には「A」と書かれていた。私の視線に気づいたひとらんらんさんが、眉を下げて苦笑する。
「ごめんね、俺が急遽書いたんだ。あとで技術部に作ってもらうから。今はこれで我慢してね」
「そんな、私にそこまで気を使わないでください」
A4のコピー用紙を少しつついて、私は微笑んだ。
「急に転がり込んできた私のために、ひとらんらんさんが書いてくださったお気持ちが嬉しいです。このままでもいいくらい」
「･････」
「？ ひとらんらんさん？」
「･････あ、ひとらん、でいいよ。呼びにくいでしょ？」
「え、でも」
「そう呼んで。ね？」
「･････じゃあ、ひとらんさん」
突然転がり込んできた得体の知れない私に、距離を縮めてくれようとする気持ちが嬉しい。やっぱり、ここで頑張りたい。まだ不安がる気持ちを改めて固めて、私はもう一度ひとらんさんに笑った。
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あ - すみませんご送信です。 (2019年8月31日 22時) (
レス) id: 0db614de57 (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (2019年8月31日 22時) (レス) id: 0db614de57 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - ももさんさん» ありがとうございます！気が向いたらゾムさんがどんな報告書を上げたのか、おまけ的な要素で書いてみたいと思います(笑)需要なさそうですが(笑)これからもよろしくお願い致します！ (2019年2月22日 21時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
ももさん(プロフ) - トントンのツッコミ面白いです！特に普通に続きが気になったの所がwwこれからも更新頑張ってください！ (2019年2月19日 3時) (レス) id: b96ea83328 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - とうふさん» ひえーありがとうございます･･･！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年2月14日 22時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千歳 | 作成日時：2019年1月25日 2時
