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限界突破の一声から ページ2

「もーーーーーー無理!!!!!」

突然その叫び声が無線より、各幹部の耳に一気に届いたのが、そもそもの始まりだった。

「ええ?トントンどしたん?」

真っ先に返事をしたのはちょうど手の空いていたロボロだ。「どしたんちゃうわ!」とそのままの勢いの逆ギレを食らう。

「なんなん!?この書類の多さ!!俺の仕事の多さよ!!!片しても増え片しても増え、おかしいやろ!!なんで片してんのに増えんねん!!!??」

「あ〜〜・・・・・」

納得いったらしいロボロの同情の声音が間延びして、1度怒鳴ったら落ち着いたらしいトントンは声量を抑えてほそぼそと訴える。

「おかしいやん??おかしいやろ??報告書まとめるんとかはまだわかるわ。なんで伝票の整理までせなあかん???」

「国家機密で動いてる件とかあるしなー・・・・・身内で処理するしかないやつやん」

「うるせーーーわかっとるっちゅーねん!!!」

ひえートントンが壊れたよぉ、とロボロが他のメンバーに助けを求める。

「やーでも確かにトン氏の負担だけ尋常じゃないよなぁ」

のんびり返すのは任務を請け負うたびに謎の但し書きの領収書を切ってくるゾムであった。それなぁと緩い雰囲気のまま返すコネシマも提出間近の書類を溜め込みよくトントンを怒らせている。

もはや突っ込む気力すらなくなったらしいトントンが「どの口が言うとんねんほんま・・・・・」と呟いたまま沈黙してしまった。

「グルちゃん取れる?なんや、トントンが可哀想やわ」

「俺らあんまトントンの仕事わからんから手伝えんし・・・なんとかならん?」

オスマンとひとらんから庇護する声が上がった。組織の総トップである彼なら、問題を解決出来るのでは、と踏んだようだ。

「って言うてもなぁ」

「せやで、みんな各々の管轄に忙しいし、その中でも負担が大きいのがトントンでって話やろ?分け合ったとしても共倒れちゃう?」

困ったような返事をする我らの総統にシャオロンも同様の声を上げた。

「んー・・・なんかいい方法ないっすかね」

「今の仕事終わればとりあえずは手伝えるけど、それじゃ根本的な解決にはならんかな・・・」

「ありがとエミさん・・・ええねん、ちょっと愚痴りたかっただけやから・・・」

弱々しい声音のまま、トントンが無線を切ろうとする。みんながみんな、なにか良い策はないかとあたふたし始めた中、まるで雲間から差す光のごとくぽろりと彼が口を開いた。

「単純に人増やしたらええんちゃう?」

2→←はじまり



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- すみませんご送信です。 (2019年8月31日 22時) (レス) id: 0db614de57 (このIDを非表示/違反報告)
- あ (2019年8月31日 22時) (レス) id: 0db614de57 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - ももさんさん» ありがとうございます!気が向いたらゾムさんがどんな報告書を上げたのか、おまけ的な要素で書いてみたいと思います(笑)需要なさそうですが(笑)これからもよろしくお願い致します! (2019年2月22日 21時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)
ももさん(プロフ) - トントンのツッコミ面白いです!特に普通に続きが気になったの所がwwこれからも更新頑張ってください! (2019年2月19日 3時) (レス) id: b96ea83328 (このIDを非表示/違反報告)
千歳(プロフ) - とうふさん» ひえーありがとうございます・・・!これからもどうぞよろしくお願いします! (2019年2月14日 22時) (レス) id: f6f8db44cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千歳 | 作成日時:2019年1月25日 2時

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