ヤンデレ一松続編 (ページ29)

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第79松ページ29

一松目線

僕の足元には、青色と黄色の花が深く傷んだように朽ち果てていた。
　

カラ松は酷く苦しんでいる表情。

十四松は酷く傷つき、未だ涙を流しながら倒れている。

…チッ、どいつもこいつも使えないヤツばっか。

まぁ、後は１人だけだしいっか。

「A、待ってて。Aの全てを愛せるのは僕だけだから…」

***

A目線

「うーん…書くもの、中々見つからないね…」

「そうだね…それにしても一松兄さんの姿が全くないような…」

先程から、ペンなど何か書くものを探しているが中々見つからない。

このままだと、追いつかれてしまうかもしれない。

それに、もうまもなく30分は経つはずなのに一向に一松の姿がない。

一松だけじゃなく、他の人たちも全く見あたらないのだ。

「この部屋も違うっぽい。次、行こう」

「そうだね。あ、待ってA。ここの引き出しをまだ見てなかった！」

そう言い、トド松は引き出しを開けた。

私も気になり、トド松の元へ近づき一緒に探そうと見ていた。

そんなときだった。

「あ、あ、あった！！！」

「ほ、本当だ！！」

トド松の手には、一本の鉛筆が握られていた。

私たちには、一本の鉛筆がとても輝いているように見えてしまう。

少し丸くなっているが、唯一の鉛筆だった。

「やったね！トド松！」

「うん！これで今の出来事が無くなるね！早速、日記帳に書こう！」

私はさっそく日記を開け、日付、時間を書き、肝心の内容を書こうとした。

しかし。

「２人で何面白そうな事やってんの？僕も混ぜてよ、ねぇ」

「「っ！？」」

何ともいえないタイミングで彼が部屋に入ってきた。

もう、オシマイ…？