第34松 ページ34
チョロ松目線
チョロ松「この薬に見覚えあるんじゃないの」
薬を見せた途端に、さっきまでほんわかしていたデカパン博士の表情が一気に強張った。
その表情からして、何か知ってるんだね。
博士「それは…おそ松にあげた薬ダス」
トド松「おそ松兄さんに…？」
十四松「それ、絶対悪いお薬だよ！」
博士「おそ松はここに来て言ったダス。『Aを俺だけのものにしたい。それっぽい薬はないの？』と」
一松「Aを…」
カラ松「自分だけのものに…？」
博士は、小瓶を戸棚に直し一枚の紙を持ってきた。
チョロ松「契約書？」
その契約書には、おそ松兄さんの判子があった。
博士「普通の薬は契約書なんていらないダス。でも、この薬だけはそれが必要ダス」
これは明らかにおそ松兄さんが印したものだと、この場にいた全員は納得した。
本当は納得なんてしたくないけど…
今は納得するしかないんだ。
きっと皆もそう思っている。
博士「それほど危険な薬だと言ったダス、しかしおそ松は重大に受け止めることなく普通にこの契約書に印鑑を押したダス」
チョロ松「その薬は何なの」
博士「これは、二重人格を完全に作り出す薬ダス」
カラ松「二重人格…？」
十四松「２人いるの？」
博士「そうダス。しかもその二重人格は本人とは真逆の性格をしていて、下手をすると全てを二重人格に操られてしまうダス」
トド松「それだけすごい薬なら、何か副作用でもあるんじゃないの？」
博士「副作用として、過労、目眩、頭痛、睡眠不足、栄養不足、精神病が伴うダス」
チョロ松「ちょっと待ってよ！精神病って…」
博士「主に、二重人格に全てを奪われてしまうと言われているダス」
十四松「そんな…！ねぇ、もうその薬は絶対におそ松兄さんにはあげないでね！」
博士「出来ればそうしたいダス、しかしおそ松本人は『毎日使うから自己管理する』すると言って薬が無くなったら貰いに来るんダス…」
一松「そんなの、止めればいいんじゃないの」
博士「止めたダス、しかしおそ松は急に態度を急変させて襲ってきたダス」
そんな時だった。
チョロ松「もしもし」
松造『おそ松が一刻を争う事態なんだ！お前達も早く来てくれ！』
チョロ松「え…？」
それだけ言うと、電話が切られた。
チョロ松「皆、行くよ！」
僕達は薬を後にして病院を目指した。
おそ松兄さん
無事でいてよ…
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沖田瑠美亜(プロフ) - ここで、ネタバレしないでもらえますか？他の方がこの小説を見る前にコメントを見たら先がわかってしまうじゃないですか。ちゃんと他の読者様が気持ちよく見られるようなコメントを心がけて下さい。 (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 24f4ffea16 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 りんご(プロフ) - 続きが早く見たい！！カラ松もグルだったとは… (2017年8月9日 14時) (レス) id: fcfcecdd39 (このIDを非表示/違反報告)
Kaen(プロフ) - おいトッティー！！！！グルか！？グルなのか！？こんのドライモンスターめ！！！カラ松にも手を出しおってからに!！！ムキィー！！！ (2017年8月6日 19時) (レス) id: 0bc6084405 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣っち(プロフ) - トド松？！待って、頭がついてけない………。 (2017年7月31日 0時) (レス) id: 3d13f368f6 (このIDを非表示/違反報告)
神凪。(プロフ) - トド松…まさかのグル？！ドライモンスターめ…おそ松も何やってんだ！でもそんな二人も大好きです（≧∇≦）←トチ狂ってる (2017年7月30日 22時) (レス) id: a5980206f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 美依 | 作成日時：2017年6月28日 22時
