第33松 ページ33
A目線
「おそ松！おそ松！」
救急車のサイレンと共に私の声も響いている。
酸素マスクを付け、苦しそうに瞼を閉じているおそ松を見ると、胸が苦しくなる。
そして私はあることに気づいた。
「…クマ？」
おそ松の目元には酷くクマが出来ていた。
もしかして、ずっと寝ていなかったのかな。
でも、おそ松は皆と一緒に寝ているし…
看護士「ここからは関係者以外立ち入り禁止となっておりますので…」
そう言われ、私は手術室の近くにあるイスに座り込んでいた。
「おそ松…どうして…」
いつの間にか私の目からは溢れる程の涙が出ていた。
それと同時に心まで痛くなってくる。
さっきおそ松に刺された右足よりも心の方がずっと痛く感じた。
抑えても抑えても一向に涙は溢れるばかり。
苦しい、辛い。
おそ松がいないなんてそんなの絶対に嫌。
松代「隣、いいかしら」
「あい…(はい)」
どうしよう。
涙で顔がグシャグシャになっているところを松代さんに見られた。
すると松代は私の肩を軽く叩いた。
松代「そんなに気にすることないわ、だってあの子は強いから…」
「松代さん…」
松代「それに、そんなに泣いていたら吃驚されるわよ？『目が赤いね』って」
松代さんは私に優しいことばをかけてくれた。
顔を見ると、やはりどこか不安さが混じっている。
私もそろそろ泣きやまなくちゃ…
松造「おそ松は！！？」
松造さんは病院の廊下を走りながら駆けつけた。
相当、焦っていたんだろうな。
松代「手術室中よ、全く…もう少し静かに来なさいよ」
松造「そうか…おそ松…」
３人で静寂に包まれながら待つこと1時間が経過した。
そんな時だった。
いつものあの騒がしい声が聞こえた。
チョロ松「母さん！！おそ松兄さんは！！？」
カラ松「兄k(一松「おそ松兄さんは大丈夫なの！！？」
十四松「うわぁぁぁぁぁん！！！！！(泣き声)」
トド松「ねぇっ！おそ松兄さんは！？」
松代「手術室中…！！本当に貴方達は父さんソックリね」
「皆…」
チョロ松「A…！大丈夫！？」
トド松(え…？右足…)」
「私は大丈夫だけどおそ松が…おそ松が…！」
十四松「にぃざぁぁぁぁぁん！！！！！！」
松代「十四松、おそ松はﾀﾋんだわけじゃないから…」
そんな時。
手術室中のランプが消えた。
私は真っ先におそ松に会いに行った。
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沖田瑠美亜(プロフ) - ここで、ネタバレしないでもらえますか？他の方がこの小説を見る前にコメントを見たら先がわかってしまうじゃないですか。ちゃんと他の読者様が気持ちよく見られるようなコメントを心がけて下さい。 (2017年12月21日 19時) (
レス) id: 24f4ffea16 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 りんご(プロフ) - 続きが早く見たい！！カラ松もグルだったとは… (2017年8月9日 14時) (レス) id: fcfcecdd39 (このIDを非表示/違反報告)
Kaen(プロフ) - おいトッティー！！！！グルか！？グルなのか！？こんのドライモンスターめ！！！カラ松にも手を出しおってからに!！！ムキィー！！！ (2017年8月6日 19時) (レス) id: 0bc6084405 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣っち(プロフ) - トド松？！待って、頭がついてけない………。 (2017年7月31日 0時) (レス) id: 3d13f368f6 (このIDを非表示/違反報告)
神凪。(プロフ) - トド松…まさかのグル？！ドライモンスターめ…おそ松も何やってんだ！でもそんな二人も大好きです（≧∇≦）←トチ狂ってる (2017年7月30日 22時) (レス) id: a5980206f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天城 美依 | 作成日時：2017年6月28日 22時
