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第30話 ページ30

A目線


「チョロ松…?」


ある日、私はおそ松が外出している時間にチョロ松のところに行った。



チョロ松「!あ、えぇと…」



「…?」



チョロ松は少し目を逸らしてから、小さな声で話し始めた。



チョロ松「…実はおそ松兄さんに『Aとは話すな』って言われて…」



「え、えぇ!?そ、そうだったの?」



チョロ松「うん、今はおそ松兄さんはいる?」



「今はいないよ」



チョロ松「そっか、良かった…」



チョロ松が少しホッとした様子でため息をついた。



そして、私は聞きたい事があった。




「ねぇ、これ見覚えある?」




私はポケットからこの間の小さな小瓶をチョロ松に見せた。



あれからずっと頭から離れられなかった。



チョロ松「それ…なに?」



「チョロ松も知らないんだ…」



チョロ松「それ、どこにあったの?」



さっきからずっと握りしめていたから、小瓶は少し暖かくなっている。


「デカパン研究所」がどこか気になる。


場所だけならチョロ松は分かるかもしれない。




「押し入れ。それで、小瓶の裏に『デカパン研究所』って書いてるんだけど…その研究所はどこにあるの?」



チョロ松「…え?今なんて?」



「『デカパン研究所』だけど…」



チョロ松は持っていたハローワークの雑誌を机に置き、私が持っている小さな小瓶に手を伸ばした。




チョロ松「これ、早くデカパン博士に見せに行った方がいいよ!」



「デカパン博士?」



チョロ松「その研究所にいる人、その人なら分かるはずだよ!」



「そ、そうなの?じゃあ早く…」



私達が立ち上がった瞬間に玄関の開く音がした。



おそ松が帰ってきた。



きっとバレたら没収される。



没収される前にデカパン博士っていう人に聞きに行かないと…




おそ松「…なにしてんの?」



チョロ松「あ、えぇと…」



「おそ松…」



おそ松の背後から黒い威圧みたいなものが放たれている。


これは何も言えない。


何を話しても言い訳にしか聞こえないだろう。




おそ松「俺さぁ、話すなって言ったよね?ほんっとお前らお兄ちゃんの言うこと聞けーねぇんだなぁ」




マズい。



完全に怒らせた。



もう何を言っても聞いてくれない。




チョロ松(…A)



(…チョロ松?)



チョロ松(この小瓶の事は僕に任せて)




おそ松「はーいAこっち行くよ〜」



私は強制的におそ松に服の裾を引っ張られながら強制連行された。

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設定タグ:おそ松さん , ヤンデレ   
作品ジャンル:アニメ
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沖田瑠美亜(プロフ) - ここで、ネタバレしないでもらえますか?他の方がこの小説を見る前にコメントを見たら先がわかってしまうじゃないですか。ちゃんと他の読者様が気持ちよく見られるようなコメントを心がけて下さい。 (2017年12月21日 19時) (レス) id: 24f4ffea16 (このIDを非表示/違反報告)
紅月 りんご(プロフ) - 続きが早く見たい!!カラ松もグルだったとは… (2017年8月9日 14時) (レス) id: fcfcecdd39 (このIDを非表示/違反報告)
Kaen(プロフ) - おいトッティー!!!!グルか!?グルなのか!?こんのドライモンスターめ!!!カラ松にも手を出しおってからに!!!ムキィー!!! (2017年8月6日 19時) (レス) id: 0bc6084405 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣っち(プロフ) - トド松?!待って、頭がついてけない………。 (2017年7月31日 0時) (レス) id: 3d13f368f6 (このIDを非表示/違反報告)
神凪。(プロフ) - トド松…まさかのグル?!ドライモンスターめ…おそ松も何やってんだ!でもそんな二人も大好きです(≧∇≦)←トチ狂ってる (2017年7月30日 22時) (レス) id: a5980206f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天城 美依 | 作成日時:2017年6月28日 22時

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