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第十六話 ページ18

家に入りとりあえずダンボールと鞄を置く。

靴を脱ぎ、部屋へと足を踏み入れる。

降谷さん起きてるかな。と思いながら自室を覗くと、窓の外を見つめている降谷さんがいた。

ただ窓の外を見つめているだけなのに、まるで絵のように綺麗だった。



「おかえり、古谷さん」


「…ただいま」



久しぶりのおかえりという言葉に少し戸惑ったが返すことが出来た。



「あ、ご飯大丈夫でしたか?すみません、料理が下手であんなものしか作れなくて…」


「いや、美味かった。わざわざありがとう」


「いえ、そんな…。あっそうだ。今日は降谷さんの好きなもの作ります」


「気を使わなくていい。でも、ありがとう」


「…それじゃあご飯の支度してきます。降谷さんも行きますか?」


「あぁ」



降谷さんを抱え部屋から出る。

あの時、ありがとうと言った降谷さんの顔はとても優しくて

少しドキリとした。

リビングに着き降谷さんをソファーの上へと降ろす。

私が料理している間、暇だろうからと大きいが降谷さんに新聞を差し出してみた。

それを興味津々に読み始めた降谷さんを見て少し笑いが零れた。

私はエプロンを着て手を洗い料理に取り掛かる。

生憎料理があまり得意ではないため、たくさんのレシピが載っているアプリに頼るしかない。

セロリで調べるとたくさんの料理が出てきた。

基本セロリは生で食べるので料理には使わなかったから初めての挑戦だ。

美味しそうと思ったレシピで作ることにした。

ただ、降谷さんが食べれるサイズにカットしなければな。

慎重にセロリを細かく切っていく。

たぶんこの先、私がセロリを細かく切ることは降谷さんに作る時以外は絶対無いのだろう。

もう一緒に私の分のセロリも細かくして作ることにした。

降谷さんがどれだけ食べるのかわからないからな。

喜んでくれるといいんだが…

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ぷぅ(プロフ) - はい、大好きな作品で何度も繰り返し読ませていただいてますし、これからも繰り返し読ませていただきますね(#^.^#) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» そう言って頂けて幸いです。忙しさを理由に小説を書けていない事、申し訳ないです…。私の小説のためにコメントしてくださってありがとうございます。まだ好きでいてくれてありがとうございます。ぷぅ様、これからもこの小説をよろしくお願い致します。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、違うかもしれないですけど大好きな作者さんが頑張って書いてくれた素敵な作品をもし盗作されたらと思うと悲しいので( >Д<;) (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - プロフの名前はくまたそです。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
yu-kun(プロフ) - ぷぅさん» これから確認し、内容次第作者様の方にご連絡差し上げようかと思います。わざわざありがとうございました。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: 60a3e99319 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu-kun | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yyyh/  
作成日時:2019年3月10日 14時

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